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俺って、名器?
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(『上地と大和』の続きです。読者様とのやり取りで、妄想が広がってしまいました…今頃すみません(汗))
(やや?エロ有りです)
追試から帰って来た大和が、一番にお父ちゃんへ聞いたこと。
『なぁ……………俺って、名器?』
「…………………はい!?」
お父ちゃん、咥えた煙草落としたよね。
「ぅおっ、あっちぃっ!!」
そして、落ちた煙草が手に当たり、見事に火傷。
慌てて目の前にあった、焼酎のロックグラスで冷やす。
俺って、名器?
オイ、誰の入れ知恵や。
(ハイ!上地です!)
なんて叫びたい。
でも、ここがお父ちゃん。
赤くなった皮膚をグラスで冷やし、尋ねる大和へ間髪入れず答えたぜ。
「俺がゾッコンなんや………名器に決もうとるやろ」
お父ちゃーーん。
「俺…………名器なんか…………」
本編は大変だけど、こちらは平和だな。
本当に名器かどうかは知らないが、それを口で呟きながら頬を赤らめる大和は、どこか嬉しそう。
ソファに座る嵩原の前へしゃがみ込み、ニマニマ顔を緩ませる。
「そないに嬉しいんか、名器が」
そないに嬉しいのだろう、名器が。
「だって………………」
だって、大好きな人に夜も褒められたみたいだし、満足してもらえてる気がする。
見上げる大和の眩しい笑顔。
これが、小生意気なヤクザか。
お父ちゃん大好きって、顔に出てるよ。
「ふーん…………」
ただ、これの親がまた抜けている。
名器で喜ぶ息子を見つめ、ポロッとその価値に疑問を呈する。
「俺は、お前しか興味ないから、名器に何の魅力があるんかわからんわ」
「え…………………」
名器に魅力がないと?
そうじゃない。
「名器でも粗器でも、お前がええ…………お前以外抱く気にもならん」
「親父…………………」
名器でも粗器でも。
つまり、大和なら何でもよい。
大和が、いい。
大和以外は、受け付けない。
どんだけゾッコン!?
迷いのない綺麗な瞳で、それを言ってしまう一途さに、大和の顔はみるみる真っ赤っか。
「…………………お前が、ええ」
「あ…………………」
そうして、嵩原の手は、ゆっくり愛しい身体を捉えてく。
自分の背中へ回る腕に、大和は小さく声を漏らした。
「その声も好きや……………」
「ん……………ふ…ぁ………親父……」
優しい口付け。
ソッと包み込まれる温もりに、瞬く間に全身が火照てる。
重なる吐息と、唇をなぞる舌の滑らかな動き。
悪戯の様に、時折唇の隙間から入るそれが、キュンとヒップを締め上げる。
ヤバい。
「も………………」
堕ちちゃう。
自分の舌へ当たる、父親の感触。
「っん…………ぁ…あ………」
口の中が、あっという間に犯された。
戸惑う暇もなく、絡み付く舌触り。
ピチャピチャといやらしい音が頭に響き、制服の下からは、早くも指先が熱い肌を撫で回す。
その上、もう片方の手はベルトを外し、こんもり盛り上がった下着を上下に擦り始める。
「あっ…………んぁ……あ…っ…親………」
ヒップの溝から前へと筋を描く父親の指に、大和の腰は浮き上がり、より愛撫を求めて下着の染みを広げた。
「クス………………やっぱり、たまらん…………お前の全部が大好きや」
「はぁ………ぁ……親…………父ぃ」
名器って、何だろう。
こうなると、もう身体は止まらない。
唇がべったりの唾液でテカり、大和は父親の腰へ跨がった。
「何でもええ…………ぁ……親父が、欲し……はぁ…っ」
「…………俺は、いつもお前が欲しいで」
足元に転がる、ネクタイ。
肩からはシャツが剥ぎ取られ、大和の刺青が一気に露にされる。
部屋のライトに照らされて、輝きを増す若い肌。
魅惑的な身体は、嵩原の目を十二分に楽しませた。
「大和………………」
「んぁ…………あ…っ」
たまらず、流れるように滑る唇。
大和の口から顎へ、顎から首筋へ。
じっくり味わうように下がるその線に、大和は身体を反らして身悶えた。
「これだけで、充分名器やろ……………俺には、お前が一番やから」
身体を這う唇が、固くなった乳首を咥え込み、舌が涎を垂らしてまとわりつく。
「親父………あ………あっ……やぁっ」
下着の膨らみが一層と増し、開いた股が前後に振れる。
大和は父親の首へ腕をかけ、震える身体を密着させた。
「ほな………ぁ…確かめてぇ……俺の身体……ふ…っん」
確かめて。
潤んだ瞳で、舌を出しながらのおねだり。
奥が、疼いて疼いて、おかしくなる。
早く。
早く。
自らキスをしてせがむ息子に、嵩原も完敗。
「それ、弱いな……………幾らでも、確かめてやりとうなるわ」
「あっ………ぁあ………っんんぁ」
抱き寄せた身体をソファへ寝かせ、嵩原は貪るように熱い愛撫でお返し。
俺って、名器?
名器でしょ。
少なくとも、お父ちゃん専属の♡
(皆様、ありがとうございました。これ、続きいりますかね(汗)前後編にして久々にエロエロ書こうかと思いながら、この終わりでも無難だなと思い、ちょっと悩んでます…続きは未定です、すみません)
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