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男娼とヤクザ/シーズン3(第3話)
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(何故でしょう…この二人を書くと、片山と颯がとても健全に見えてしまうのは。いやしかし、あの二人にもこれからはエロ担当をして欲しいんだ頑張ろうとわけのわからないプレッシャーを胸に、また嵩原×大和の男娼入ります!無駄話すみません!読んで下さいます皆様、ありがとうございます!)
※R指定になります。
「嵩原の全部が、欲しいんや……………」
目が離せなくなる。
触れるそばから全てを飲まれそうな、一人のガキに。
「…………………そないに、俺が好きか」
「好き………………嵩原が、好き……」
健気にしがみつく手が、僅かに震える。
涙を流し、懸命に愛を訴える大和を見つめ、嵩原はその唇へと親指を添えた。
柔らかく赤い、大和の唇。
涙で濡れたそれは、ゾクゾクする程いやらしい光を放ち、愛する男を迎えてる。
「アホやの……………地獄に墜ちても知らんぞ」
「嵩原がおってくれるなら、地獄でも何処でも堕ちてったる。それくらい、愛してる……………嵩原がええんや……………嵩原やないと、嫌や………っ」
嵩原の気持ちなど、完全に無視。
唇をなぞる嵩原の指を掴み、愛しそうに咥える馬鹿な子供。
これで嫌われていたら、ただの狂気。
異常とも言える愛に、浅い男なら尻込みするだろう。
しかも、それを大和はヤクザの大物へ向けている。
一歩間違えれば、命はない。
愛の為に我が身も捨てる。
真のど阿呆か、度胸がいいのか。
でも、自分がどうなるかも省みず、ただただ愛だけを訴える大和に、嵩原の口元は緩んでた。
「そうか………………奇遇やな。俺も、お前がええ」
「え………………た、嵩………あっ…ぁ…ああっ!」
グッと身体が反り返る。
自分の想いに応えた嵩原を、大和が驚いたように見上げた瞬間、一気に下半身は突き上げられた。
十分に解れた中を、瞬く間に埋める嵩原の一物。
全身から、火を噴きそう。
身体中を巡る熱さに、大和の身体は跳ねるように大きく身悶えた。
「いやぁっ…………ぁあ…ぁんっ…嵩……嵩原ぁ…嵩原ぁっ!」
今、自分を濡らすものは、涙か涎か。
もう、それさえもわからない狂いよう。
懸命に腕を伸ばし、嵩原を求める大和は、泣きじゃくりながら空を探る。
嵩原。
嵩原。
何度も何度も叫ぶ声に、フッと身体を包み込む強い力。
「どんだけ呼ぶねん、アホ……………探さんでも、俺はお前の側におる。ずっとお前を見とるわ、大和」
「あっ………ぁ………ぅわぁ……ぁ…ぁ」
自分を欲する手を握りしめ、嵩原は大和を思い切り腕の中に抱いた。
腰を突き上げる快感と、愛される悦び。
嬉しくて、喘ぎながら泣き叫ぶ姿に、ヤクザでさえ愛情を覚える。
「も……………セックスしたいんか、泣きたいんか、ワケわからんの」
「せ…………せやけど……っ…あ……ぁっ……せやけど、嵩原が………ぁん…っ………ひゃ…ぁ」
まるで赤子のように。
自分の胸でボロボロ泣く大和が、たまらなく可愛いかった。
「俺を落としたんや………………これからの人生、覚悟せえよ」
「っん……ぅんん………はぁっ…んぁ」
嵩原は、大和を抱きしめたまま唇を重ね、ベッドが軋む程の激しさで下半身を押し込んだ。
ギシ……………ギシ…………。
バネが、嵩原の力で悲鳴を上げる。
「はぁ……ぁっ……あ…凄ぃ…っ…凄……あぁっ」
散々男に抱かれてきた大和も、こんなセックスはした事がない。
美しい刺青の入った背中へ爪を立て、全身を揺さぶられる雄々しさに、至る所から体液が垂れてくる。
涎は顎を伝い、一物の先からはチョロチョロと粘っこい蜜が辺りへ飛び散り、津波のように押し寄せる絶頂感にまた涙が溢れてく。
また、涙。
嵩原が好き過ぎて泣いていた自分が、その告白に悦びの涙を流し、今はセックスのあまりの心地好さに泣いてる。
なんて忙しい身体。
五感の全てが、嵩原で埋まる。
「やっ…………ま、待っ……ぁ…は………ぁっ…おかしくなる…………おかしくなっ……ぅ………んっ」
「あかん………待てへん。もう、お前は俺のもんや。好きなだけ抱かせてもらう……………」
俺のもんや。
そう嵩原が言った時には、再び下腹部をグリグリと突いてくる。
「嵩原……ぁ…………あっ…ああ……っ」
「クス……………お前の必死さ見とったら、苛めとうなんねん。早よ、俺の身体に慣れや」
「酷…………ぃ……んっ………んぁ」
それから、嵩原は大和の涙を優しく拭い、濡れた唇を舐め回すようにキスをした。
「………………孕むくらい、俺を飲み込め」
「嵩…………………」
身体の奥で、嵩原のモノが熱く脈を打つ。
ああ、嵩原がイク…………………。
それを悟った大和は、目一杯ヒップを締め付けた。
一滴も溢さぬよう。
好きな男が自分に感じた証を逃したくない。
「一生、俺が囲ったる。せやから、俺だけ見とけ」
「はぁ…………あ……嵩原…………」
これから先、大和は記憶がない。
嵩原のセックスに溺れ、幾度もイカされ続けた身体は、意識を失っていた。
目が覚めるまでの間、嵩原の腕に抱かれて久々の安眠を手に入れる。
幸せな一時。
生まれて初めて、愛する男に抱かれた夜。
大和は、嵩原の情夫になった。
(最近更新不具合が続いてますが、とりあえず交互に更新はしていますm(_ _)m)
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