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もしも・・パロを、二人が見たら・・
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(ちょっと、想像しちゃいました。もしも、シリーズ(シリーズか?)を、お父ちゃんと大和が互いに見たら……………(。-∀-))
「なんや、これ……………………」
リビングに響く、ハモる声。
隣同士で仲良くソファに座り、大和とお父ちゃんはスマホ片手に固まった。
禁断の恋愛男子パロ、見ちゃいました、この二人。
とある日曜の、とある午後。
今日は、関東竜童会定例会。
大和もお父ちゃんも、出掛ける準備を整え、お迎えを待つ。
「…………………あ?まだ、4時か………………」
定例会開始は、6時。
高橋達のお迎えは、5時半。
「ちと早いな………………」
二人共、顔を見合わせて、ソファへIN。
暇をもて余した二人は、スマホで竜童会裏サイトを弄りだす。
するとお父ちゃん、指を滑らせて何やら妙なサイトを開いてしまった。
『恋愛男子パロ』
…………………………なんじゃ、それ。
顔をしかめながら、開かれた内容に目を通す。
カッチカッチカッチ…………………………
掛け時計の針の音が、やたらと耳に響く中、お父ちゃんの顔がみるみる強張ってく。
「ぅおお………………っ!?大和ォ!!おま…………何やらかしとんじゃァっ」
そして、いきなりスマホ片手に絶叫。
「は……………………」
………………………何が?
赤い顔して動揺する父親を見て、大和は呆気にとられる。
「こ、これ…………………たっ、た…………たかっ」
「たかっ………………………何?」
話が全く掴めない。
まあ、日本語になっていないのだから、無理もない。
大和は、とりあえず父親から差し出されたスマホを覗き見た。
高橋×大和=LOVEなお話表示中。
「………………………へ」
思わず、大和も顔を赤らめる。
「俺……………………高橋と、デキてたんか……………?」
「こっちの台詞じゃ、アホ……………っ」
いや、それパロディ。
「た……………………高橋、エロいな……………」
ええ、エロいんです。
見ているそばから、胸がドキドキ。
ゴク……………………………
高橋のエロさに、大和、生唾を飲む。
「お前…………………今、高橋ええかも♪とか思うてへんよな?」
「え……………………………まさか」
「『え』の後の間、やけに長う感じたけど?」
お父ちゃんの目が、思い切り疑いの眼差しへと変わる。
「じょ………………冗談に決もうてるやろ!そんな訳あるかァ……………っ」
「声、上擦っとんで」
益々、ジェラシー。
戸惑う大和が、余計にお父ちゃんを苛つかせる。
プツン……………………………
「オイ、今からベッド行くぞ」
「はぁぁ!?もうすぐ定例会やでっ…………ふざけんなや………………っ」
パロディ相手に、ガチモード。
「ふざけてへんわっ……………高橋より、俺んがええんや!何回でもイカしたるしぃっ」
「何を競っとんねんっ!ボケッ!」
呆れた大和は、そっぽを向いたまま、画面を触りながら、ページを捲った。
「…………………………ぁあ?」
そんな大和に、『ぁあ?』な発見。
隣でワタワタしている父親の気配を感じながら、今度は大和が顔をしかめる。
「親父……………………親父こそ、やらかしとんの」
イラ。
1イラ発生。
スマホを持つ手に、たまらず力が入る。
「やらかす?やらかすって、何がや………………………」
そう言いながらスマホを手に取り、お父ちゃん絶句。
上地×嵩原=LOVEなお話表示中。
「わあぁぁっ!?俺が、上地とヤってるやん!?」
はい、ラブラブです…………………パロですが。
さすがの衝撃に、お父ちゃんも口を手で覆って、立ち上がる。
そして、ついポロリ。
「………………………上地、案外格好ええな」
……………………………はい?
イライラ。
しみじみスマホを眺める父親に、2イラ発生。
「俺が高橋とデキたら責められて、親父が上地とヤるのは許されるんか………………」
「え?いや、そんな意味や……………」
「この、エロオヤジっ!!上地がええんなら、上地とイチャついとれやっ!!」
怒れる息子、父親目掛けてスマホを解き放つ。
ガコッ………………………!!
「っい…………………っ」
お父ちゃん、至近距離でスマホを顔面に食らう。
痛くない訳ない。
顔面を押さえてうずくまる。
気を付けよう、暇な時間と、恋男パロ。
(収まり悪かったので、略しました……)
その後、高橋が迎えに来て、またとばっちり。
あ、でも高橋は上手くかわしました♪
(すみません、お付き合いありがとうございました)
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