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疲労回復
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(お父ちゃん×大和です。エロ有です)
疲労回復。
それは、疲労を回復するから、疲労回復なんです。
間違っても、増やす意味ではありません。
「親父…………………朝やぞ、起きよ」
今朝は珍しく、逆パターン。
大和は父親のベッド脇に立ち、爆睡中の身体を手で揺さぶる。
「ん……………………ん……………………」
枕に半分顔を伏せ、お父ちゃん、セクシーボイスでやっと『ん』だけ振り絞る。
『ん』だけ。
昨日の夜、錦戸達と呑みに行き、午前様。
愛しい大和の声だとわかっているが、目蓋が開かない。
……………………………年かな。
閉じたままの姿で、ふと考える。
「遊び過ぎやろ……………………昨日は、錦戸らと呑み。一昨日は、上地とゴルフ………………その前は、花崎らとダイビング………………………ええご身分やな、親父」
あ、年ちゃうな……………………。
大和の言う通り、遊び過ぎです。
モゾモゾ布団の中で、ご納得。
呆れる大和を尻目に、まだ布団へと潜っていく。
「おい……………………今日、デカいダンベエ(スポンサー)と会うんちゃうんか!ええ加減、起きんと間に合わへんぞっ」
嵩原竜也ブランド。
ヤクザ社会一の有名人、お父ちゃんはスポンサーにモテモテ。
大事な資金源でもあるが、金を餌にお父ちゃんに会おうとするスポンサーが後を絶たない。
その上、嵩原が関東にいる!!
と言う噂は、瞬く間に関東近辺の成金達に知れ渡り、最近お声がやたらめったらかかる。
正直……………………。
「面倒くせぇ……………………」
基本的に、どうでもいいお父ちゃんは、あまり乗り気でもない。
竜童会は、金あるんで。
別に、今以上要らない。
ただ、堅気との繋がりも必要になる時がある為、毎回、渋々錦戸に連れられる。
身体のダルさと眠気も重なり、お父ちゃんは布団を被ったまま、小さな抵抗。
「あ………………………そ。へぇ…………………ガキみたいな真似すんねやな……………………」
ええ、ガキなんです……………………心は。
布団から覗く、父親のエロいむなじを見つめ、大和の悪戯心が揺れ動く。
弱ったお父ちゃんて、そそるよね………………?
ギシ……………………………
静まり返った寝室に、ベッドの軋む音。
「親父…………………起きんのか?」
父親の足元辺りに手を突き、大和は探りを入れる。
「んーっ……………………疲れとんねん……………」
何も気付いてないお父ちゃん、素直に反応。
枕を抱きしめ、可愛らしく爆睡モード。
「ホンマ…………………可愛らしいな……………」
36歳で、可愛い……………どんな親やねん。
口元を緩め、大和はそんな父親を見つめながら、ゆっくりと手を布団の中へ忍び込ませる。
ほのかに伝わる、シーツの温もり。
二人が愛し合うようになっても、寝室は別。
お父ちゃんが、けじめはつけようと言った。
「寝顔…………………たまに見るから、ええんかな」
この『たまに』が、たまらなく愛しく思う。
指先に触れる父親のスウェットの柔らかさが、またいやらしくも身体を熱くする。
夜這い。
まさに、そんな気分。
「…………………親父…………………」
何やらイケナイ気持ちが、余計に心を持ち上げる。
さわ………………………
大和の手を占める、引き締まった父親のヒップライン。
わ、エロ……………………。
大和は、その手をそろりそろりと前へ進ませる。
「う……………………ん?や……………ま………」
下半身に感じる、違和感。
お父ちゃんは、目を擦り、視線を下へとズラす。
…………………………おや?
布団が、やたらと盛り上がってる。
俺……………………妊夫?
そんな訳ない。
いまだ、ぼやぁとする頭で、お父ちゃんは睡魔と格闘。
とその瞬間、事は早くも想像を越えてやって来た。
はむっ…………………………!
「ひゃ………………………っ!」
一気に、身体に電気が走る。
自分のモノを包む、生温かさ。
「あっ……………ちょ………………あ…ぁ」
思わずシーツを掴み、たまらない声を天井に向けて放出する。
「ぅわ…………………ええ声やな……………親父……ぃ」
「は……………っん………………大和っ!おま………ああっ」
慌てて布団を剥ぎ取った視界を、埋めるもの。
いつの間にか、食われてます………………ナニが。
お父ちゃんの大事な部分を、大和のトロットロの口が、パックリと飲み込んでいる。
「ジュル…………………あかん…………もう固いで…………親父…………………美味し………………」
「っんぁ……………こりゃ………やま…………も…………っ」
眠気も吹っ飛ぶ、大和の淫らな表情。
ぷっくりした唇を濡らして、長い舌を自分のモノに這わす仕草の色っぽさに、お父ちゃん、悶絶。
大和が下半身に与える感覚に、ゾクゾクッと全身が震え、足の先っぽまで力が入る。
「はぁっ…………なんつぅ……起こし方すんねやっ………あ……………あぁ……っ」
「え?………………疲れ、吸収したっとんやん♪疲労回復にならへんか思うて」
顔を赤らめ、悶える男前は、相変わらず景色が良い。
大和は父親の綺麗な喘ぐ姿に、益々興奮を高めた。
自分の下半身も、もう痛い位に反り上がってる。
「アホ…………かぁっ…………あ……吸収しとるモノが違うわ…………っんぁ……………疲労回復になる……かっ」
ええ、なりません。
でも、気持ち良い。
「……………………大和っ…………はぁ……限界…………や………早よ………………挿れさせ………………っ…挿れたい……ぃ」
「あ………………?どないしよっかなぁ………………」
「大和……………ぉ……………っ!!」
だって、赤い顔で辛そうな父親が、メチャメチャ可愛い。
大和のお尻からは、完全に小悪魔の尻尾、ニョキニョキ生えている。
「ほな……………………好きって、言うて。俺だけやって、いっぱい言うて……………………」
「へ………………………」
らしくない、大和の甘え声。
自分の下半身から唇に糸を引き、寂しそうに顔を上げる大和に、キュンとする。
「他の奴等と遊び過ぎや………………俺の、親父やし」
ああ……………………………。
ヤキモチ。
最近、付き合いや組員達の面倒を見る事に忙しくて、大和との時間が減っていた。
さすがの大和も寂しくて、お父ちゃんに意地悪しちゃいました。
「大………………和…………………」
ヤバい………………………それ、反則。
お父ちゃん、嬉し過ぎて心臓止まりそう。
「俺の事…………………好き………………?」
大和は、父親の顔を覗き込みながら訊ねる。
答えなんて、聞かなくてもわかる。
わかるけど、聞きたい時あるよね?
「当たり前やろ……………………好きで好きで……………好きで、たまらん…………………たまらんよ」
そう答えた時には、もう唇は重なり合う。
「っん……………んぁ…………………親父………ぃ」
父親の手が大和の身体を包み、重なる唇は、より絡み付く。
「クス…………………ラブラブやな♪俺ら……………」
嬉しそうに笑みを浮かべ、お父ちゃんは大和を隣に寝かせると、今度は自分が上になった。
「二人の時だけやし…………………こないな時やないと、親父を独り占め出来ひん…………………」
大和もまた、そんな父親に手を伸ばし、離れまいとしがみつく。
「……………お互い、色んなもん背負い過ぎて、時間もなかなか作られへんからな………………………すまんな、おってほしい時におってやれんで」
「親父……………………んっ……ぁ」
満面の笑みと、繰り返されるキスに想いを込め、二人は身体を密着させる。
「今夜、早めに帰るさかい………………待っとって………お前を、目一杯抱きたい」
あと一時間もすれば、錦戸が迎えに来る。
このまま抱きたくても抱けない、もどかしさ。
お父ちゃんは深い溜め息をつき、大和を抱きしめる。
「絶対やで……………………俺、待ってるから……………」
「ん…………………うん、絶対な…………………」
疲れなんて、吹っ飛ぶ。
こんなに愛しい子が待っていると思うと、お父ちゃんは頑張れます。
疲労回復。
それは、大和の存在で、充分まかなえるのです。
(皆様、いつもありがとうございます。とりあえず、LOVEな二人を書きたくなりました(汗)珍しく、甘えモードの大和で………………すみません、お目を通して下さいまして、ありがとうございましたm(__)m翼様、リクお待ちくださいね!少しお時間下さい)
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