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その後
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(嵩原と高橋。久々のコンビです)
コスプレでイチャLOVE。
誰にも言えない秘密、出来ました。
ええ、誰にも。
「………………………親父、ちょっとええです?」
え?
平日の真っ昼間。
リビングでパソコン弄りに余念のない嵩原を、高橋が呼び掛ける。
「高橋…………………何や、どないし…………………」
ゲッ…………………………。
高橋の声に顔を上げた嵩原は、思わず固まった。
高橋の手に持っているモノ。
ついこの間、大和とコスプレイチャLOVEに使いました、セーラー服……………………っ!!
「何ですか?…………………コレ」
な………………何故ぇぇっ!?
高橋の蔑む痛い視線を浴び、嵩原の頭は『何故』がグルグル回りだす。
確か、アレ……………クローゼットの奥に入れてた筈。
「え……………………と……」
「まさか、若に使うてませんよね?」
ギャーッ!
答えを考えてるそばから、高橋の声がマジトーン。
ヤベーッ、怒ってる………………。
「ハハ…………………………まさか」
僅かに目を逸らし、嵩原はパソコンを叩く。
「親父…………………そこ、テーブルですけど」
は……………………。
指、テーブルの上で踊ってます。
「ぅおおっ…………………ホンマやっ!」
嵩原は手を挙げ、立ち上がった。
「何やっとんですか…………………若に」
「た、た、高橋………………ぃ」
目が、すこぶる恐い。
嫌な汗を背中にかき、後退りする嵩原を、高橋が詰め寄る。
「若のスーツと一緒に親父のもクリーニングへ出そう思うて、クローゼット開けたら………………最悪ですね。節操ないんも大概にして下さい」
バサッ………………………!
高橋は、嵩原を睨み付け、ごみ箱にセーラー服を投げ入れた。
「バツとして、一週間親父の食事は作りません」
「えぇぇ……………………っ!!」
衣食住。
嵩原家の食は、高橋の手料理で埋まる。
三ツ星レストランより、美味いんです。
ガチャ………………………
「高橋ぃ……………………今日の晩メシ何ィ?」
「若……………………はい、若のお好きな煮込みハンバーグです」
「やったぁ♪高橋の煮込みハンバーグ、めっちゃ好きやぁ………………♪」
何も知らない大和、高橋の愛を独り占め。
大和の可愛さに、高橋は満面の笑みで、返事する。
「ヒド…………………俺と、全然違うし」
嵩原、泣く泣く指を加える。
組長の威厳、高橋の前に撃沈。
(皆様、いつもありがとうございます。ちょっとショートになりましたが、チラッと後々エピソード加えました。ありがとうございました)
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