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もしも・・・⑤パロのオマケです
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(皆様いつもありがとうございます。はち様のコメから、妄想ネタをいただきましたので、少しだけ。エロが続いておりますが(←もう自分が最低な野郎に思えます(--;))まだ大丈夫と思っていただける方がおられましたら、お付き合い下さると光栄です(汗))
第3ラウンド。
嵩原×高橋です!
「よう寝てはる……………………当分、起きそうにありませんね」
「そら、お前と俺の相手しとんや……………少々じゃ、起きられへんわ」
可愛い、我が子。
親の溢れる愛情は、止まる事を知らない。
ふかふかのシーツに埋もれ、疲れ果てたまま再び深く眠る大和を見つめる嵩原と高橋は、自分の持てる愛全てをそこへ注ぐ。
嵩原が枕に肘を突き、大和の髪を撫でれば、高橋は優しく布団をかける。
お互いが大和の顔を覗き込み、ただの少しでも目を離す事を拒む。
きめの細かな肌に、高い鼻筋。
長い睫毛と、それにややかかる柔らかな茶色い髪。
パーツの一つ一つも、愛しい。
「お前と俺の相手って……………少しは手加減しはったらどないです?いつもあないに激しかったら、若の身体が持たへんやないですか……………」
持たへん。
大和にかけた布団をゆっくりと擦り、嵩原を見る高橋の目はやたらと冷たい。
第2ラウンド。
それはもう激しかった。
本編でのお父ちゃん×大和のイチャLOVEをご覧の皆様、ご想像下さい。
高橋に先に寝とられたお父ちゃんの燃える……………いや、大火のセックス。
第1ラウンド以上に乱れる大和に、高橋は絶句。
毎回こんなエッチしてんのか!?
そりゃ、今更他の男じゃ満足しないだろ…………!!
事の最後は、気絶したように眠るハズ!(実際、今眠ってる!)
恐ろしい男は、何もかもが恐ろしい。
「………………………あ?俺が愛しとんや、当然やろ」
そして、全く悪びれない、罪なオヤジ。
悩ましい肉体と、美しい刺青をこれ見よがしに晒し、綺麗な顔で煙草を咥えてる。
17歳の息子がいるとは思えない、若々しい外見。
『当然やろ』
当然です。
その顔で言われたら、納得せざる得ない。
「まぁ…………………そうかもしれないですけど…………」
高橋は、腑に落ちない顔をしながらも、妙な説得力に負ける。
嵩原は、麻薬だ。
ハマればハマる程、抜けられない。
大和が、どんどん嵩原の魅力に堕ちていくのも、わかる。
必死に頑張っても、生まれ持ったものを越えるのは難しい。
嵩原を見ていると、まざまざとそれを痛感させられる。
ベッドの端に脱ぎ捨てたシャツへ長い腕を伸ばし、身体を起こす高橋の表情は、その『まざまざ』に僅かだけ曇天さを覗かせる。
「今日……………………天気ええで」
「はい………………………?」
パシッ………………………
シャツを掴む前に、手を捕らえられる。
「親………………………」
「お前の顔が曇るんは、見とうない」
自分の腕を掴む嵩原の姿が、高橋の目を奪う。
「………………………負担か、俺が」
「なに…………………そないな訳…………」
真っ直ぐで、常に曇りのない、力強い眼差し。
隣に立っていた時から見るそれは、一度だって霞んだ事はなかった。
敵わない。
何十回、何百回、そう思ってきたか。
「なら………………………」
と同時に、高橋の腕を掴む手に力を入れる、嵩原。
ギシ…………………………
「あっ………………ちょ………」
大きなベッドが揺れ動き、高橋は嵩原の胸へと一気に引っ張られた。
「親父…………っ……………若が、起きてしまいますっ」
「せやったら、起きひんようにせえや」
慌てて大和を避け、自分の方へ崩れるように落ちる高橋を抱きしめ、嵩原は笑みを浮かべる。
可愛い。
自分が、初めて救った男。
どんなにその実力を高めようと、どんなに周囲から一目置かれようと、嵩原にとってはいまだ、可愛い高橋。
昔も今も、変わらない。
「俺が大和を抱いとる時、ホンマは興奮しとったやろ?………………………足りひんの違うんか、身体」
「そ……………………それは………………」
足りひん………………?
高橋は、自分をベッドへ寝かし、見下ろしてくる嵩原の端整な顔立ちに、頬を赤く染める。
本当に、非の打ち所がない、顔。
人間は、見た目だけではないと思うが、この男を知ってしまうと、それは単なる綺麗事のように思える。
ただただ、見とれる。
30歳を過ぎて情けないが、顔だけで胸が高鳴ってしまう。
「……………………ここは、正直やで」
「は……ぁあ…………っん…ま………待って」
ビクンッと反り返る、肉体。
嵩原と大和のセックスを目の前で見せつけられた身体は、トロトロに興奮を露にする。
我慢していた高橋を嘲笑うかのように、嵩原の指先は盛り上がる下着をじっくりと撫でる。
「待たへん……………………可愛らしいお前を放って、待てるか……………………」
「ぁ…あ………………親父っ………んっ」
「あんまり声出したら、大和が起きるて……………」
「ん……………意地悪……………はぁ…っ」
耳を舐めてくる嵩原の愛撫に悶え、たまらず高橋は、声を抑えようと空いた手の指を唇で噛んだ。
それでも、嵩原の手が下着の中へ入ってくるせいで、息は荒くなる。
嵩原………………………っ。
厚い胸板が肌に触れ、包まれる感覚に、身も心もとろける。
黒河に飼われていた時からこっち、誰かに抱かれるなんて考えたくもなかったが、やはり嵩原は別格。
身体が、悦んで身を委ねてる。
「クス……………………お前の『意地悪』って言い方、好きやな…………………悪意がない」
「っん……ぁ………悪意があったら………あ…ぁ……止めまます………………?」
「んー、止めんな………感じとるお前、エロいから……勿体ないわ………………」
「あぁっ……………もう……………っ」
舌のグチョグチョした響きが、耳から頭に伝わり、脳を刺激する。
下半身の先から漏れ出る蜜を、べとべとになりながら指に絡め、しごき始める嵩原の動きに、高橋の足も自然と開く。
何年振りだろう……………………アソコが、男を受け入れるなんて。
「高橋………………………俺でも、ええか?」
俺でも。
昂る気持ちを抑え、自分の顔を見てくる、嵩原の心配気な表情。
黒河以来、男に抱かれる。
優しい男。
嵩原は、犬だった自分を気にかけてくれる。
「貴方やなかったら、身体なんか差し出しません。他に、誰が私を満たせてくれるんですか……………」
誰もいない。
自分を抱ける男なんか、嵩原だけ。
高橋は嵩原へ向け笑みを溢すと、その項へ腕を伸ばし、自ら唇を重ねていった。
「高…………………っん……ぁ」
「は……………ぁ…………貴方が、ええんです…………」
瞬く間に、濡れていく唇。
貪るように絡みつく舌が、互いの涎をたっぷりと味わう。
「親父……………抱いて下さい……………抱いて欲しい」
「………………………ああ、抱いたる………………俺が大和以外で抱くんは、お前だけや………………高橋」
大和を起こさまいと、声を殺して囁く高橋の艶やかな視線に、嵩原も熱い口付けで応える。
恋人以外とはキスすらもしたくない嵩原が、高橋にだけ見せる甘い顔。
ヒップを辿る指先も、まさぐるように窪みへメリ込む悦びも、大和とはまた違った愛情が湧く。
「っんん…………っ………ぁあ…あっ」
「こら…………………声、出すなて…………………」
「ぁん……………せやけど…………っ…はぁっ」
嵩原の首筋へ顔を埋め、全身を襲う快感に耐える高橋の震える身体。
ジュブジュブと孔の奥まで突き上げる指が、勝手に腰を上下に揺らす。
愛されるって、こう言う事。
大和の事は言えない。
自分も、嵩原の身体に気持ち良さが先を行く。
「挿れるで…………………高橋………………」
「ぁん…………は………ぁ…あ…………親父………っ」
「痛かったら、言いや…………………無理はさせとうないさかい……………………」
自分を気遣う嵩原の言葉に、高橋は益々身体を近付ける。
ホンマ………………………憎いお人や………………。
「そないに優しゅうされたら、痛いなんて言えません…………はぁ……………早よう、挿れて下さい……………」
「高橋……………………」
少しだけ浮かした腰に、グッと下半身を押し上げる嵩原の腰さばき。
高橋は、嵩原の瞳を見ながら、再び唇を求めた。
「お前は、一人にはせえへん。一生……………面倒見たるから……………」
「親父……………………っんあ…ぁっ………んんっ」
一生。
それが耳をかすめた瞬間、高橋の身体を電気が走った。
キスをしてなかったら、叫んでる。
嵩原は、わざと濃厚なキスで高橋の口を塞いだ。
「はっ……ぁあん……………嵩…………っ!!」
思わず、『嵩原』と叫びそうになる高橋の苦しそうな様。
久々の男根の、なんと熱く身を裂く迫力か。
一瞬で、火が出そうな程、全身が燃えたぎる。
悶絶する高橋を両腕で支える嵩原は、その熱さの中を徐々にスピードに乗せて突いてくる。
「ぁんっ………んんっぁ…んんんっ!!!……っ!!」
大和を起こさぬよう、声を上げられない辛さ。
嵩原が抱きしめてくれなかったら、さすがの高橋も踏ん張れていなかった。
比べるものではないが、黒河とは比べものにならない。
嵩原の強さに、酔いしれる。
想いのあるセックスの心地好さに身体を揺らし、高橋は嵩原を見上げた。
「嵩原………………ぁ…………嵩原ぁ……………っ…」
嵩原。
快楽の果てに、無意識に口から出てしまった、名。
もうそれしか出なかった。
「ん……………………高橋、一緒にイこうか?今のお前、最高に綺麗やで………………俺の目に、狂いはないわ」
「は………んっ……………嵩原…………っ」
絡まり合う唇と、握り合う手。
自分の下半身を埋める嵩原の男根が、一段と熱を持ち、大きな脈を打つ。
嵩原が、イク……………………。
その感触が、余計に自分を絶頂へと呼ぶ。
「あっ……………んっん!………嵩原ぁ……ぁあっ」
「高橋……………………っ」
隣に大和を寝かせた、イケナイ情事。
大人だけの時間は、ハラハラドキドキと、二人にしかわからない想いが交差する。
救われた男と、救った男。
今も、その大切さは変わらない。
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