アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
本編#448『情愛』の続き(前編)
-
(リク、お応え。あの改めて結ばれた後の、お父ちゃん×大和のイチャLOVEが見たいとリクいただきました。何人かいて下さり、私も本編では書ききれなかったので……皆様への感謝を込めて。特に後編エロ有りです)
本当の意味で、結ばれる。
もう、この人しかいない。
想いが、溢れ出る。
「俺の全てを、お前に…………………」
ベッドから見える空には、星が輝く。
静かな夜、二人だけの部屋に広がる、誓いの言葉。
誰もが憧れてきた男が、全てをくれると言う。
長かった一日が、溢れる想いで終わりを迎えようとしていた。
幸せ過ぎて、逆に怖い。
「………………………親父……………………」
大和は父親の背中へ腕を伸ばし、真っ赤に染まる顔を、その胸元へ隠すように密着させた。
「も…………………顔、熱い………………」
溶けてしまいそうな程、全身が火照る。
嬉しさと、愛しさと、欲情する身体。
早よう、抱いて欲しい………………………。
大和の心は、父親への欲求に駆り立てられる。
甘くて、とろけそうな父親とのセックス。
実の息子が、抱かれれば抱かれる程、どんどん父親に溺れていく。
端から見れば異常だが、それくらい、気持ちいい。
「大和………………お父ちゃんに、その熱い顔見せて。可愛いお前の顔、いっぱい見たい」
耳元に染み込む、甘い囁き。
自分の恥ずかしがる顔を覗き込み、肌が触れ合う距離で笑みを浮かべてる、大好きな父親。
ヤバい…………………格好ええ………………。
大和は父親のシャツに顔を埋めながら、横目でチラッと目を合わす。
こんな時の父親は、自分でもドキドキが止まらなくなる位、優しくて大人に感じる。
今まで、他の女抱く時もこんなんだったのかな?
そう思ったら、益々ジェラシー。
背中に回した手でシャツを握りしめ、大和はより隙間を無くそうとしがみついた。
「……………………俺んのやし………………」
誰も、見んでや。
好きが、爆発する。
この人は、俺のもんや。
周りに言って回りたい。
「ぷ……………………なんや、大和。顔見せて言うとんのに、余計くっついたな………………」
「だ……………だって………………………とうない」
「あ………………………?」
肝心な部分が、ゴニョゴニョ。
耳まで赤くして、父親の厚い胸板をシャツ越しに味わう。
これも、好き。
惚れ惚れする、肉体。
「親父から、1ミリも離れとうない………………くっつきときたいねん………………………」
さっきまでの生意気さは、どこへやら。
LOVEが溢れて、一層と深みへ足を踏み込むように、大和は父親へ甘えた。
抜けられなくていい。
抜けたいなんて、思わないから。
「大和………………………」
1ミリも離れとうない。
自分のシャツへ顔を擦り付け、小さく呟く大和。
1ミリって…………ものさしの最初の目盛りやんな?
そんな事言われたら、お父ちゃん、泣いちゃうよ。
嵩原は唇を噛み締め、大和を抱く腕に力を込めると、その柔らかい髪の毛へ顔を添えた。
「………………親…………………」
「アホ…………………俺、幸せ過ぎて死にそ……………」
大好きな大和と結ばれた上に、離れたくないって。
離れたくないって!!
「お父ちゃん………………嬉しい……………ぃ………」
不動の組長、メロメロです。
大和に見せられないが、目、密かに潤んでる。
「……………………好きや…………………」
渾身の想いを乗せて。
「お…………………親……………父……」
父親のLOVEに、悪ガキ、ノックアウト。
抱きついていた腕を外し、大和は火が噴きそうな顔を両手で覆うと、そのままベッドへ身を沈める。
シュル………………………バフ………
「わ…………………大和………………っ!?」
腕とシャツの擦れる音と、父親の驚く声を耳に、大和の手は微かに震える。
だって、今の『好き』………………父親の声も、僅かに揺れていた。
どんな想いで言ってくれたのだろうと思うと、これまでの苦しさが胸を突く。
ホンマに。
ホンマに、結ばれたんやな。
涙が、自然と流れ出る。
「やま………………………」
そう言えば、初めて通じ合った夜も、父親の溢れる想いを知って泣いてしまったっけ。
俺…………………案外、泣き虫やんけ………………。
情けない。
情けないけど、涙が次から次へと瞳を押し上げる。
ヤクザのくせに、泣くなんて。
一つの恋に、泣くなんて。
背中の刺青が、笑っとるわ………………。
「大和……………………手、避けてええ?」
嵩原は、そんな大和の姿を覆う手をゆっくりとずらし、我が子の泣き顔に目を細めた。
「…………………親父ぃ………………」
「クス……………………困った子やなぁ……………………デカいガキが、そないに涙流して………………………お父ちゃん、もう耐えられへんわ…………………」
照れ臭そうにに自分を見つめて来る、涙目の我が子の愛しいこと。
……………………………愛しい。
愛しいって、なんていい言葉なんだろう。
愛しい。
愛しい。
『愛』が付くだけで、こんなにも心が締め付けられる。
息衝く間もないほどに、締め付けられる。
愛したいって……………………愛したいって、身体中が叫び声を上げる。
「俺に……………………お前を愛させて…………………」
「はぁ………………お………ゃ…………ぁ…ん」
大和の頬を滑る、父親の優しい唇。
流れる涙を拭う様に、少しずつ少しずつ、丁寧に大和を愛撫する。
それが、あまりにも優しくて、触れるそばから熱を帯びる。
「ん……っ………………親父………………」
「綺麗な涙や……………………俺の子にしては、勿体ない位に綺麗な涙や…………………大和…………………」
「親…………………あ………は…ぁ」
綺麗な涙。
そう言いながら笑みを浮かべる父親の唇が、自分の涙で濡れている。
それがとてもいやらしくて、大和は無意識に父親のシャツの釦へ手をかけた。
「親父も…………………格好ええ…………………俺が、服脱がさしたる………………」
「え……………………………」
「俺も……………出来ひん……………我慢出来ひん………」
「や…………ま……………っん……ん」
自分の名を口にしようとした父親の唇を塞ぎ、大和はシャツを肩から剥いでいった。
肩から二の腕にかけて繋がる父親の筋肉が、部屋の落とした照明で艶やかに光る。
何度見ても、息を飲む美しい身体。
程よい筋肉の形と、腕に出来た筋。
この身体に抱かれるのだと思うと、ゾクゾクッと興奮させられる。
これが、自分の親。
なんて罪な人だろう……………………ファザコン息子の恋は、一気に加速する。
許されなくとも、認められなくとも、この人じゃなきゃ駄目だって…………………加速する。
下半身は既に固くなり、ヒップの奥は父親欲しさに疼いてる。
早く。
早く。
貪る舌が、いやらしくも淫らに蜜を垂らす。
「親父…………………早よう…………………」
「………………………大和…………………」
重なる唇に愛を注ぎ、大和はその激しくも熱い眼差しにすがり付く。
「早よう……………………俺を、抱いて………………」
やっと、本当に結ばれた。
その悦びで、身体が愛する人を欲す。
(皆様、ありがとうございます。今までいただいたコメで一番多かった、お父ちゃん×大和CP大好きのお声。嬉しい(T-T)この二人がやっぱり重要な存在なので(颯を応援して下さった皆様、今だけごめんなさい(>_<))大和にとってお父ちゃんは、恋人であり親であり、目標であり…………超えなくてはいけない人。それを、お父ちゃんは受け止めます。いつまでも、ラブラブでいて欲しいです…………後編、エロさ増します)
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
68 / 241