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それから授業が終われば航平が寄ってきた。
航平『おまっ、凄いな! 』
美姫斗『別に普通だよ…でもあの先生意地悪だね。』
あんなの習ってるわけないじゃん。
航平『大学レベルかそれ以上の問題は意地が悪すぎるよな。でもなんでわかったんだ?』
美姫斗『お父さん、海外で仕事してるし…
小さい頃は、勉強は好きだったから。』
航平『勉強好きとか言ってみてーわ…。
それよりよくあの時間でグループで話してたな。アイツらも返してるし…。』
美姫斗『それにはびっくりしたよ、すぐ返ってきたんだもん。』
航平『ははは…。』
その後お昼をもって特待校舎に行く。
最近通ってる間に慣れてきた道。
隣には航平。
こんな暖かい気持ち、知らなくて怖い。
きゅっ
幸せに怯えていると、航平が手を繋いでくれた。
航平『大丈夫か?』
美姫斗『うん、ごめん…。』
あぁ、好きだ。
みんなが居る場所へ着き、扉を開ける。
航平『来たぞー。』
開けると、陽月が雅を押し倒していた。
俺は何も言わずに扉を閉めようとすると雅が全力で閉まらないように抑えた。
ここまで来るの速っ!!
陽月は腹パンされて延びてるし…。
航平『過激だな…。』
雅『いいから入ってよ!』
しょうがなく中に足を踏み入れる。
陽月『イッテー…。』
雅『陽月が悪い。』
仲良しだなぁ…。
2人は、幸せなのかな?
美姫斗『怖くないの? 』
そんな俺の質問に疑問を抱く3人。
雅『何が?』
美姫斗『幸せで、怖くないの?』
雅『怖いよ。』
陽月『けど俺は雅さえいればどんな事があっても幸せだ。』
航平『…美姫斗、怖いのか?だからさっきも震えてたのか?』
美姫斗『……いつまで、続くか分からないから。』
そんな俺を見て、雅と陽月は航平を睨む。
雅『航平、何してんの。』
陽月『不安にさせてどうすんだよ。』
え?!
美姫斗『こっ、航平は悪くないよ?!』
航平『………はぁ?何言ってんの美姫斗。
俺が何時か居なくなると思ってんのか?』
なぜ怒っているのか…。
航平『俺の気持ち伝わってないの?』
美姫斗『いや、でもっ。』
航平『こっちおいで。』
手を広げて俺を呼ぶ。
なんか、怖いよ?
戸惑っていると航平が近寄ってきた。
そしてそのままキスをされる。
美姫斗『んぅっ?!…ん、ふぁ…』
とても深くて甘いキスをしてくる。
入ってきた舌が上顎を擦って…
快感が脳に響いて、腰にも伝わる。
やばい、死んじゃう…。
頭がポーッとしてきたら、離れていった。
航平『こんなに好きなんだ、離れるわけないだろバカ。』
美姫斗『ンッ…こう、へ……。』
航平が何を言ってるかわからないくらいに蕩けていて、取り敢えず抱きしめて欲しかったので手を広げてみる。
すると航平は真っ赤になって抱っこしてくれた。
陽月『おま、やり過ぎだよ…おかしくなってんじゃん。』
雅『あれが素なんだろうけどね。』
航平『これが、美姫斗の素…やばくね?』
それから少ししてから意識が正常になってきた。
羞恥心も少しずつ帰ってきて、周りが微笑ましく見てくるもんだから俺はお昼を無言で食べた。
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