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恥ずかしくて早歩きしてると、航平が口を開いた。
航平『なぁ、なんでそんなに怒ってんの?』
少し落ち込んだ声で聞いてくる航平。
足を止めずに答える。
美姫斗『恥ずかしいから。』
そうすると航平が足を止めた。
航平『…まだ、雅のことが好きなのか?』
美姫斗『はあ?もう好きじゃないよ、もちろんいい人だとは思うけどね。』
何でそんなに悲しそうなんだ?
航平『そう、か。』
もしかして、信じてもらえてない…?
それは嫌だ。
言葉にしたら伝わるかな?
すごい恥ずかしいけど…。
航平の元まで戻り、頬に手を添える。
するとこちらを見た。
美姫斗『俺…僕は航平が好きだよ、大好き。
だから、信じて欲しい…本当にただ恥ずかしいだけだし、僕は正直じゃないから。
ただの照れ隠しだってわかって欲しい…
これからも、こういうのよくあると思うし…。』
…頑張った僕!!!
顔を赤くしながらも様子を伺うと航平の顔が少しずつ赤くなってきた。
航平『っ…ありがと、俺も大好きだから。
なんか俺らしくなくてごめん。』
赤くなった航平はとても可愛かった。
美姫斗『んーん、僕もごめん。戻ろっか?』
航平『あぁ。(やっぱり一人称、"僕"が本当なんだな。)』
手を繋いでからゆっくり戻った。
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