アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
71
-
航平『後、大事な話がある。』
鳴海『ん?なぁに。』
この場にいる全員の視線が航平に集まった。
航平『美姫斗をレインの姫にしたい。』
みんなが驚く中1人だけ口を開いた。
サト『げ、ていう事はもう俺には勝ち目ないわけ?』
美姫斗『勝ち目?』
サト『そっ、航平さんからアンタを奪う事が出来なくなる。』
残念そうに言うサト。
航平『はぁ?!美姫斗は姫じゃなくともお前にはやらねーよ!』
サト『ケチだなぁ、この人にも選ぶ権利はあるだろうに。』
俺の方を見ながらウインクした。
航平『サートー!!!』
美姫斗『俺には、航平だけだよ。』
サト『これからが楽しみだねぇ。』
どうやら、とことん航平を挑発したいらしい。
航平『美姫斗は俺の!』
鳴海『はいそこ喧嘩しない!』
春秋『そうそう、みんなが困ってるよ?』、
サト以外の人達がざわついていた。
航平『鳴海と春秋は反対か?』
急に真面目になり、二人に向き直る航平。
鳴海『いや?ここのリーダーだけが姫を決める資格があるしね。』
春秋『それに姫がこの子なら反対する理由もない。』
その言葉に俺は驚いた。
美姫斗『反対する理由がないって…何言ってるの?!』
春秋『本当のことだよ?それだけ強ければ充分。』
美姫斗『色々な酷いことをしたのに…!!』
鳴海『まぁ、それがあっての今だからね。』
春秋『それに?2人とも熱々じゃん。』
熱々と言われて無意識に首のネックレスに触れる。
鳴海『おぉっ?!
それ前つけてなかったよね。それにお揃い!!』
美姫斗『っ、それは…』
春秋『やるじゃん♪』
先程までは深刻そうだったのに、いつの間にか茶化されてる気が…
航平『とりあえず、
レインの姫に美姫斗を候補する。反対するものはここから出ていってくれて構わない。』
航平はそう言い放ったが、誰1人として出ていくものは無かった。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
71 / 214