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その後2人で教室に入ると、その場がシーンと静まり返ったのだ。
んんん?!!!!
美姫斗『こっ、航平…何で? 』
航平『…さぁ。』
美姫斗『…。』
怖い怖い…。
流石に気になってそばにいた子に聞いてみる。
美姫斗『ぁ、あの…何で皆こっちを見てるんですかね…?』
突然声をかけられ、驚く相手。
男子『えぇえ?!!…その、お2人って…』
すごく言いづらそうで歯切れが悪い。
美姫斗『うん?』
男子『お付き合いしたんですか!!!』
美姫斗『へ…?!』
航平『そうなの、だから邪魔しないでな。』
なんで!?何も言ってないのに…
チワワ『…あんなぶりっ子となんて…航平さんも趣味悪かったんだ~(ボソッ』
チラホラと聞こえてくる会話に、頭が回らなくなり固まってしまった。
航平がなんか言っているけど頭に入ってこない。
僕なんかと航平が付き合っていると広まればみんなはどう思うのか。
航平が僕のせいでみんなに悪く言われるんだ。
ぶりっ子で気持ち悪い僕。
あ…。
ふと思い浮かんだことがすぐに口から出ていた。
美姫斗『ぶりっ子、やめたらいいの?
…やめたら航平を僕のせいで悪く言ったりしない?』
美姫斗のいつもと違う雰囲気にどよめきが静まる。
航平『美姫斗、大丈夫だから。』
ショックと腹立ちから宣言した。
美姫斗『いいよ、やめてやる。
キモくても文句言うなよ?』
航平『?!』
そう言い切って席に座った。
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