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告白されました
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「オレと付き合ってくれないかな?」
帰り支度を終え、帰ろうとしていたボクの目の前には困ったように手を合わせたイケメン
秋月 涼(アキヅキ リョウ)
がいた。
「...ぇっ?」
驚いたが、カタリと音を立てたドアの方を見れば秋月と仲の良い人たちがニヤニヤとコチラを見ている。
(あぁ、またか...)
自分が置かれている状況を瞬時に理解した。
それと同時に頭の中がスーッと冷めていった。
これはいわゆる
〝罰ゲーム″
と言われるものなのだろう。
過去にも何度かこういうことはあった。
クラスで浮いているようなボクにはうってつけな役なのだろう。
(...男の人ははじめてだけど)
はぁーっと息を吐く。
そして
「......いいよ」
そう返せばみんな楽しそうに〝ネタバラシ″をする。
そうしてひとしきり笑えば、御役御免なのだ。
下手に断ると面倒くさいし。
だったらしばらく笑われながら陰で指を指されるほうがよっぽどマシだ。
(さぁ、早く〝ネタバラシ″でも何でもして終わらせてくれよ)
チラリと秋月を見れば、はっとした後、
「よろしくね」
と笑った。
.....................は?
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