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なんとなく肩透かしを食らったような、寸止めを食らったような感覚に陥って椿は暫く動くことができなかった。
まだ耳元でエコーしている智の声。
じんじんと体の芯が熱を持っている。
はぁあ……と息を吐き出せばふるりと体が震えて股間にむず痒さと痛みを感じた。
「……勃っちゃった……な……。」
そこに手をやれば、軽く芯をもったそれが下着の裏地を押し上げているのがわかる。
椿は、そっと目を伏せてベルトのバックルからカチャカチャと金属音を立てた。
そして、しゅるりとベルトを抜き取る。
「ん、……きつ……」
次はボタン、ファスナー。
ゆっくりと下ろしているうちに体は興奮してきて、ゆるくしか色を見せてなかった局部もすっかり興奮を示している。
変態……だ。
そう思う椿であったが、この行為をやめることなんてできない。
ん、ぅ、う、とかすかなうめき声を出しながら、徐々に体の動きを制限する衣類を脱いでいった。
下半身が開放される頃には、椿の自身は反り返るほど興奮していた。
「は……っ、んぅ……」
先端に触れれば、人差し指に感じるぬるりとした感覚。
くぼみになじませるように親指で軽くなぞれば、くちゅくちゅと水音が響き出した。
自然と腰が揺れる。
もっと、もっと、というように手の中にある熱が鼓動とともに主張をする。
「はぁ……っ、き、もち……っ」
手のひらで包み込んで、動かすとビリビリと快感がかけ上っていく。
勝手に動いてしまう体。
布と擦れてさっき電話越しに聞いた音にリンクする。
椿の頭はだんだんと昼間見た智の顔と体、匂いに侵されていってしまう。
意識がどんどんと混濁して、快感だけが体を支配していく。
「土井、さ……っ」
会ったばかりだというのに、抱かれたくてたまらない椿の体。
あの布の下はどうなっているのだろう。
さっきからそればっかり考えてしまっていた。
どんなかっこいい体をしてるんだ。
筋肉は?
色は?
……アレは?
勝手に妄想してしまえば、椿の秘孔がきゅんと疼いた。
勝手にぱくぱくと開閉してしまっているのがわかる。
あ、欲しい……。
前に置いていた手を後ろに回せば、穴の周りは濡れていた。
ぬちゅりと滑る指に、自身の興奮を感じてさらに興奮してしまう。
「あ、あ……、あ。」
そのまま指をずぷり、ぬぷり、と挿入していく椿。
求めている質量には到底届かないが、それでも体は歓喜した。
括約筋は椿の指を締め付け、さらに奥へと誘導し始める。
とぷりとぷりとつぎからつぎへと溢れる愛液。
「土井、さぁ……ん」
土井さんって、どんな風に抱くんだろう。
挿入してる時どんな顔するんだろ。
どんなふうに喋る?
どんなふうに腰を動かす?
指が止まらなくなって、上がる息も止まらない。
部屋に充満する水音と椿の熱い息。
『エッチな想像でも、した?』
耳元でさっきの智の声が蘇る。
「う、ぁ、……っイっイく……っ!!!」
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