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ニマニマ
ニマニマニマ
ニマニマニマニマニマ
こんな非常階段の隅で男3人がニマニマしてても気持ちが悪いだけだ。3人は本当に授業に戻らなくていいのかな
ニマニマニマ
俺のせいで振り回してる感じがする。今回の件は病気にも将来にも関係の無いただただ俺と福田の問題なのに皆に(強制的に)相談してしまって…
ニマニマニマニマニマニマ
「だーっ、ニマニマすんなっっ」
「え〜だってね〜」
「ただの惚気だったんだけど」
「大人の階段登るだね!」
やめろ、洒落にならん。
薫は純粋で癒されるなぁ…( ˊᵕˋ )
美鶴くんはなんか拗ねてる(?)し、けぃちゃんはニマニマしながら喜んでる、な
こうなるから嫌だったんだ〜…
換気のために空いた窓からヒューと風の音がする
涼しくて気持ちいい風だな、なんて現実逃避をする。
あ、でも、その、一応3人は、福田を慕ってたわけだし
「嫌じゃ、無いのか?」
「なにが?」
けぃちゃんと薫も顔だけで「?」とこちらを見る
「福田の事好きだったじゃん…?」
「大丈夫あれは推しだから」
「推し…?」
「遠目から見たいだけでキスは出来ないわ!」
「…??」
「恋人の好きとはまた違う好きって事だよ。すーちゃん」
「…???。はぁ、なるほど…?」
煮えくり返らない返事を何度も返す
その後ろから「女に取られるよりマシ」という怖い声も聞こえてくる。なんなんだその感覚は
「ほら〜、アイドルの追っかけ的な感じだよ!」
「そうか…?」
ダメだ分からん。まずアイドルも大して見ないし
「ま、嫌じゃないならいいよ」
「そんなことより〜」
美鶴くんがこういう顔をして話出す時は絶対にいい事じゃァない。スルーしたい。
「初めてのキスは〜」
「どうでしたかぁ?」
なんでこいつら息ぴったりなんだよッ
「別に…」
「顔が赤いよ?」
「だっ…それはっ…」
「すーちゃん可愛いでんな〜」
「そうでんな〜!」
もう嫌だ、、、
「でも恋人なのに福田様まだ手を出してなかったなんて、大切にされてるんだね」
もう美鶴くんは福田様呼びが抜けないみたいだ
「ああ、俺たち付き合ってないよ」
「「!?」」
「アハハ…」
けぃちゃんには病院へ来た日にバラしたことを2人にもばらす。いい反応。俺をからかった仕返しだ
サラリと事情を説明する
福田から目を付けられたこと
男避けがしたいこと
友人として恋人のふりをしながらそばに居る事
そしてお互いに恋愛感情ではないこと。
「いや、あれは…ねぇ?」
「うんうん!」
「すーちゃんは鈍感さんだから…」
おい。聞き捨てならんぞ
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