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そんなことがあって、今では着替えなど必要なものは届けられてくるのに家族が来る事はもうなかった。
ひとりになってやっと気がついたんだ。
もう、俺は何も頼れないんだなって。
たしかに冷たく突き放したのは俺だけど、我儘だけど、やっぱ、さみしいな。
自分勝手で、弱虫な自分なんか嫌いで仕方ない。
でもたとえ独りでも、俺は俺なりに生きるしかないんだ。
「充くんー。ご飯だよー」
6時になると、看護師さんが夕飯を届けてくれる。
病院食は確か美味しくないはずだけど、この病院はうまい。何故かうまい。ほかの病院はまずいのに、盛り付けだって綺麗だし。
「ありがとうございます」
「それと、お薬ね。」
看護師さんは食事をテーブルの家へ置くと、いつもの薬を俺に渡した。その後「頑張ってね」と毎日のように言い残し去っていく。
「うん。がんばるよ」
そして俺はつぶやくように答える
気持ちを込めないまま。
でもさ、あとどんくらい頑張ればいい?
頑張ったら生きていられるのかよ?
頑張って生きれば、何か、変わるのかな。
神様は正直信じていないけど、もしいるなら
聞きたいことはひとつだなぁ。
神様、『みんな平等だ』なんて言葉を聞いたことあるけど、本当にそうなのかよ?じゃあなんで俺はずっと白い寂しい箱の世界にしかいられないんだ?平等なら普通の生活だってできるだろう?
絶対に人は平等なんかじゃないだろ
食欲なんて湧いてこないけど栄養を取らなければ死ぬから、食べるしかない。生きる意味なんてわからないけど、わざわざ死にたいとも思わない。
「ごちそう、さまでした…」
誰もいない部屋で一人つぶやく。
そのあと薬を飲んで、看護師さんに食器を下げてもらい、TVを見てたり、漫画を読んでると消灯時間になったので布団に入って寝る体制。
でも寝る時は、思考がどうしても『死』の方向へ行ってしまう。
俺は今、普通に息してるのに、普通に過ごしてるのに、元気なのに…死ぬんだなって。
その日は珍しく小さい頃の夢を見た。
入院してすぐの頃の夢。懐かしいな。まだこの時母さん達は生きていたな。
親が死んだのは小3の頃だから。
「ねぇ、充」
入院する事になった俺に母さんは涙目で語りかけた。
「よく聞いてね?充はね、重い病気になってしまったの」
「おもい、ビョーキ?」
「うん。そうだよ。」
まだ幼い俺は話の意味が良くわからなくて泣きそうなのに頑張って笑っている母さんが心配だった。
でも、息子が治らないかもしれないんだ。そりゃ普通の親なら泣きたくもなるわな。子供産んだことねぇからわかんねぇけど、てか産めねぇわ。
「そのビョーキは、どうやったらなおる?」
「お医者さんがね!やっつけてくれるのよ」
俺を励ます時母さんは絶対に泣かなかった。泣きそうになりながらも頑張って笑顔を作っていた。痛々しいほどに。
「だから、充も頑張りましょうね!」
「うん!僕も頑張ってビョーキさんをやっつける!」
……ねぇ、母さん。
俺の体にはまだビョーキさんとやからが住み着いてるよ。全然やっつけらんないや。がんばってもがんばっても、
いっつも負けちゃう。
努力は必ず報われる。とか言うけど、俺、この言葉嫌い。だっていくら努力したって、俺は報われてないぜ?まだ努力しろってか?神様は鬼なのか??
俺の病気はまだ完治できるほどの治療法がないのだ。まぁ世に言う難病ってやつ。
筋肉が少しずつ腐っていって、いつか動かなくなって死んでしまうとゆう病気。
俺はいつになったら自由になれるのかな
__________________________
カットシーンですらない登場人物達の会話
「ビョーキさんwww」
作者「笑ってやるな、悠里よ、、、w」
「作者も、笑って、、、ふっ、ひひww」
「あ〜〜もう!笑うなよ!作ったの作者だろ!お前らいつまで笑ってるつもりだよ!かれこれ10分ほど経ってますけど!?」
「お前、小さい頃可愛かったのな」
「福田!?なんでいる!?」
作者「呼んだ(✌️)」
福田&悠里「あっ」
作者「ボゲバァッッ、、、ぐほっ」
「死に晒せ♡」
作者「つ、続きもよろし、く、お願い、グハッ」
「そろそろ、兄ちゃんw」
「まぁ許してやろう」
「可愛いな」
「もういいだろそれ!福田のバカ!」
こんなの書いてねぇ、うん。
……シリアスとは(遠い目)
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