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────翌日
制服に着替えて学校へ向かう。
教室のドアを開けると、ガヤガヤガヤガヤ、、、
「ほんと毎日うっさ…」
『キャーーーーーー!!!』
「はぁ…」
とりあえず俺は席に着く。ホームルームは出席を取るからいなきゃいけねぇし。
そしていつものように空を眺めていた。
空は自由だから好きだ。明日も明後日もずっと空を見ていられたらいいのに、この瞳が閉じることなく、ずっと
「おい。」
ふと、横から声をかけられた。
あ、この声…
クルリと首を横へ動かすと、福田が俺の机の横に立って俺を見下ろしていた。
なんでだよ?
俺に話しかけてくるやつなんていないし、ましてや福田涼太とは昨日が最後の会話になるだろうなぁっとか思ってたのに。
なんか用でもあんのか??
俺と福田。
全く接点がなかったのに、たった少しのことで未来は大きく変わることを俺はまだ知らない──。
「それで?なに?」
「……」
俺は少しびっくりしながら答えると福田は黙ったまま。俺の机の上に手を置いて、もう片方はズボンに突っ込んでる。
「福田??」
再び尋ねてみた、けど、福田は何も言わない
ほんとなんなんだよって悪態をついてやろうじゃないか、と思った時だった。
「お前、俺と付き合え」
やっと口を開いたと思うといきなりそんなことを言い出した。俺、ゆっくりしていたいんだけど、どこに付き合えっていうんだ?屋上か?
「どこに??」
「はぁ?ちげぇよ!恋愛の方で付き合え!」
…は?っと、目を丸くして固まる俺。
恋愛で付き合えってどういう……え?恋愛?
「はあぁぁあ??」
それを聞いた福田ファンのクラスメイトがおもむろに叫びだした。「どういうことだ!」と不満らしい。
だからうっせぇっての…。
でもマジで意味わかんねぇ。
なに、それ?どーゆーことだよ?
「え、えっと……えぇ?」
「だから、俺と付き合え、充。」
い、いきなり呼び捨てかい!
だ、だから付き合えって、えぇ?
突然のことで頭がついていかねぇ。
今のは?空耳、か?
あ、!そうか!!空耳だ!!絶対に!!
と、とりあえず聞き直そう。うん。
「ごめん。もっかいいってみて?」
「だーかーらー!俺と付き合えっつってんだよ!!」
「恋愛ってアレだよな。コイとアイと書いて恋愛だよな」
三度も空耳なわけもなく、
しかも「こいつは馬鹿か?」って顔されたんですケド
それくらい驚いてるんだよ!!馬鹿じゃない!
俺は今、人生初で告白されているようです。
男に←←←
とゆうか、命令されてるの方があってる気がする。
でもなぜに俺!?
ってか!!返事!!返事しないと!
「丁重にお断りさせていただきます」
俺は黒〇っちかい!
「は?なんでだよ?」
「と、とにかく無理!」
そう言って俺は教室を飛び出した。
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