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チャラ男とホスト担任☆
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俺の席は、窓側の一番後ろ。
寝るにはもってこいの席だよね。
翔の席は俺の前だけど、アキとは離れてしまった。
それが少し残念。だって、仲がいい子とは一緒にいたいでしょ?
それにアキは俺のオカンだし。
─バコッ
「......ッ! いったいよぉ~、アキちゃん~(泣)」
「お前はまた失礼なこと考えてんじゃねぇ」
「別にぃ~、考えてないもん!」ムスッ
俺ははたかれた頭をさすりながら、アキを睨む。
「「「(涙目+上目遣い、可愛いすぎんだろ!!///)」」」
─ガラガラガラッ!
「あれぇ~、みんなぁどこいくのぉ」
「その顔をやめろ。俺以外の前で絶対すんなよ」
「その顔ってぇ~?」
「ハァ......」
「諦めろwww 」
っていうか、クラスの大半がいなくなっちゃったよ。
これ、できるのかな? SHR 。
─ガラガラガラ
「席つけ~、お前らー。SHR はじめんぞーって、ん? なんでこんないないんだよ」
「おっはよぉー! 聖ちゃん~」
「おお。んで、なんでこんなにいないんだ?」
「それはですね、先生www みんな零にやられたんすよwww 」
これでわかりますよね?なんて、翔が変なこと言ってるけど、そんなでわかるわけないじゃん。俺、なんもやってないしさ。
「そうか、そういうことなら仕方ねぇな。んじゃ、残ってる奴でSHRやるぞ~」
えぇー! それでわかったの!?
「零だけだせwww わかってないのwww 」
「ちょっ~と、黙ろうかぁ~」
「あべしっwww 笑顔が黒いですぜww 零さんw」
ハァー、もういいや。
後で翔には一発ぶん殴っておこう。
「うおwww なんか寒気がするぜww 」
「おい、灰咲。いつまでもふざけでねぇで、さっさと席に座れ」
「うぃーすっwww ホスト担任ktkr www 」
あ、先生の紹介がまだだったよ。
俺達のクラスの担任、一瀬聖夜―ithinose seiya ―。
翔が言うには、王道のホスト担任らしい。
まあ確かに、ホストに見える。いや、もろホスト。
名前もホストだし(笑)
俺もいつも聖ちゃんって呼んでる。
聖ちゃんは黒髪に青色の瞳。黒のTシャツに白のスーツをほどよく着崩して着ているから、カッコいい。
何よりも大人の色気が半端ない。だから生徒からの人気も凄まじいらしい。
らしいってのは、親衛隊の子から聞いた話だから。
俺、基本は他人には興味ないしね。
あ、でも聖ちゃんは違うかな。聖ちゃんは生徒をよく見てるし、分け隔てなく接するから信頼できる先生だから。
「零ー。おい、聞いてんのかー? 無視したら、犯すぞ?」
「ふぇっ! き、聞いてるよぉ~」
「チッ。んじゃ、今日から新しい学年だからな、あんまり油断すんじゃねぇぞ。はい、終了~」
ふぅ~、危ないところだったー。
聖ちゃん怒らせると何するk「零、昼に数学準備室にこい。絶対だからな?」
終わった。
ハイ! もうお昼になりました!
え? 授業はどうしただって?
そんなの授業風景書いたってつまらないからだよ!
ただ授業してるだけだし、俺はほとんど眠ってるし。
ね? つまんないでしょ?
「零ー、お昼行こうぜ」
「ごめぇ~ん! 俺ぇ、聖ちゃんにぃ~呼び出されてるから~、二人でいっててぇ」
「マジかwwじゃあ先いってるわww 」
「零、大丈夫なのか?」
「大丈夫だよぉ~?」
「(わかってないな...)何かされそうだったら逃げるんだぞ?」
「だいじょぉーぶだってぇ~。聖ちゃんはなんもしないよぉ~」
それじゃあ、いってくるねぇ~って、俺は2人に言って教室を出た。
黒羽学園は、用途別で校舎が別れてる。
俺達が普段授業をしているのは生徒棟。
聖ちゃんがいる数学準備室は、特別棟にある。特別棟は音楽とか芸術などの授業をやっている。先生達の準備室も、この棟に全部ある。
でも、教室からだと遠いんだよね。
ホント、金の無駄だと思うよ。
~15分後~
やっと到着したー
いやもう、遠いよ! ここまで来るのに俺の体力が半分も減ったよ。
え? 体力無さすぎだって?
しょうがないじゃん。これから聖ちゃんに何されるかわからないしさ、それを考えるだけでも精神がすり減ったんだよ。
あぁー、入りたくないなー。
どうしようかなー、このままかえち「来たなら、早く入れ」
「はぁ~い......」
俺は大人しく聖ちゃんの後に続いて入った。
悪魔の入り口にしか、見えないんですけど(泣)
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