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チャラ男と親衛隊会議☆
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聖ちゃんを殴った後、俺は今
オカンに説教されています。
「いつもいってんだろうが、お前は襲われやすいから気をつけろって」
あ、オカンはアキのことね。
「......言ってたっけ?」
「あ゙あ゙?」
「ごめんなさい、聞いてませんでした」
俺はすぐさま土下座しました。
いや、だってね?
アキを怒らせると怖いんだもん。
伊達に喧嘩負けなしじゃないんだよ、アキの強さは。
勝てる気がしないじゃん。
「おい、聞いてんのか。また、朝みたいにすんぞ」
「待って待って! 聞いてるから!」
ヤバい、現実逃避してたらまた危ないことになるところだった。次から気をつけないと。
またあんな目にあうのは御免だし。
「しっかしあんの野郎。次会ったらただじゃおかねぇ」
俺の零に手をだしやがって
......最後のセリフは聞かなかったことにしよう。
聖ちゃん、御愁傷様(笑)
「そういえば、翔どうしたの?」
「ああ、あいつなr「呼んだ?www 」呼んでねぇよ」
─バシッ
「痛っ!ww ちょっw 人の頭はたくなしww 」
どうしよう、翔が限りなくウザイ。
「やめてっ!ww そんな冷たい目で見ないで!ww
......ごめんなさい、冗談です。だから、拳を振り上げないでぇぇぇ!」
はぁ、しょうがない。今回は許してあげるか。
「で? 翔は何してたの?」
「何ってww 零、もしかして忘れたのか?www 放課後に親衛隊会議あるって言ったじゃんww 」
「あ......」
「え? 本気で忘れてた?」
「......テヘッ☆」
「いやっテヘッ☆じゃねーよ! カワイイけどさ! 仮にも総隊長でしょ!? 零くん!」
「そうだけとさ、すごいね。翔からwww を外すと誰だかわかんない(笑)」
「そこ感心するとこじゃないでしょ!......ハァ」
ちょっといじめ過ぎたかな?
でも翔は弄りがいがあって楽しいから、やめられない。
でも、少しぐらいはいいでしょ?
「それじゃ、会議いこうかな。みんなも待ってるだろうし。アキは先に帰ってて」
「ああ。寄り道しないで帰って来いよ?」
「うん。わかってるよ、お母さん(笑)」
「誰がお母さんだ。お前みたいな子ども、育てた覚えねぇよ」
このやりとりもいつもの事。
くだらない言い合いだけと、この瞬間が一番好きなんだって思う。
じゃあ、行ってきまーすっていって、アキとわかれた。
最後まで心配してくるアキは、やっぱりオカンだ。
「零www 」
「なにぃー?」
「朝、結局話せなかったことあるだろ?ww 」
「そういえばぁ、そんなことあったねぇー」
「そうそうwwそれ、今日の会議で言うからww 」
「わかったぁー」
そうこうしている内に、会議室に到着。
生徒会親衛隊には、親衛隊専用の会議室がある。
会議室があるのは、生徒会親衛隊だけ。
「じゃあ、開けるぞwww 」
「おけぇ~」
─ガチャ
「「「お疲れ様です! 総隊長様!!」」」
「みんなもお疲れ様ぁー」
「「「副総隊長様もお疲れ様です!」」」
「おうww お疲れ様www 」
相変わらずのシンクロ率だなー。
でも、こうやって挨拶してくれると気持ちいいよね。
翔もそう思ってたみたいで、目が合うと頷いてた。
「みんなぁ、揃ってるぅー?」
「はい! 全員揃ってます!」
俺がみんな揃ってるかって聞くと、可愛い親衛隊の子が答えてくれた。
確か、この子は......
「ゆうくん、だっけぇ~。ありがとねぇー」
「い、いえっ! 名前、覚えててくれてたんですか?///」
「もっちろんだよぉ~。親衛隊の子の名前はみん~な覚えてるよぉ」ニコッ
「「「(か、カッコいいっ!!///)」」」
「さすがwww 総受けの道を進むだけあるぜww 」 ボソッ
「みんなぁ、どーしたのぉ?」
一斉に赤くなっちゃってさ。
「お前の笑顔にやられたんだぜww 」
笑顔? そんなにキモかったかな......
「(あちゃー、また変な方向に勘違いしてるなこれは)」
ちょっとショックだったけど、今は会議だったと思いだし思考を切り替える。
「ハーイ、みんなちゅうもーく!」
上の空だったみんなが、一斉に俺に注目した。
全員がこっちを見たのを確認して話しはじめる。
「翔ちゃんからぁー、なんか話があるんだってぇ~
俺も知らないんだけどぉ~、なんだろうねぇ? じゃあ、翔ちゃんよろしくぅ~」
「おけww 」
俺と入れ代わりに、翔が前に立つ。
「えーっとww 話ってのは、5月に来る転校生のことについてだぜwww 」
「「「転校生?」」」
「Yeswww 」
やたら発音がいいのは置いといて、
せーのっ
「「「えぇぇぇ っ!?」」」
.......この時俺は嫌な予感がしていた。
平穏な学校生活が崩れ去っていくんじゃないかと。
刻一刻と、崩壊の音は近づいてくる。
油断していたんだ。
この時に、転校生のことについてもっと調べていたら。
後悔なんて、しなかった。
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