アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
食堂イベント☆2
-
毬藻くんが手を振りながらこっちに近づいてくる。
「やあ毬藻くん、朝ぶりだねー」
「毬藻ってなんだよ。柚希って呼べよ!」
「ごめんねー」
「謝ったから許してやるぞ!」
あー、イラつく。
なんでいちいち大声で喋るかな。
静かに話せないのかな、この宇宙人は。
「ほらっ、一緒に食べようぜ!」
「...ってうわっ!いきなり引っ張らないでよー」
グイッと、強い力で腕を引かれる。
振りほどこうとしてもほどけない。
どこにこんな力あんの?
助けを求めようとアキと翔の方を見たら、翔がアキを羽交い締めにしていた。
...何が起こったの?
あの様子だと、助けを求められそうにない。
「颯汰!梓!零も一緒に食べていいよなっ!?」
俺が諦めながらアキ達を見ていたら、毬藻くんの食べる席に着いたようだ。
一応、そこに座っていた人達に同意を求めてる。
なんで一応かっていうと、毬藻くんの顔がもう絶対にいいよなって、言ってるから。
「俺は別に構わないよ」
「.........なんで親衛隊と一緒に食わなきゃいけねぇんだよ」
俺はそう言った奴が気になって、座ってる生徒を見てみる。
そこにいたのは、どこからどう見ても爽やかなイケメンと、どこからどう見ても不良な生徒だった。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
29 / 48