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「俺にキスされんのと、水で流すのどっちがマシ!?」
「っ、!?」
どっちがマシとか……
なんでキスと痛みを天秤にかけたのだろうか……
だって、僕は男で、ご主人も男で、ホモじゃないんだし、キスなんて……
「キスのが、マシ!!!!」
僕は確かに、そう叫んでいた。
あれ……何言ったんだ……僕……。
「っ……真面目に言ってる……?」
さっきまで迫力満点だったご主人が呆気に取られた。
「痛いのは嫌だもん!!」
キッと、ご主人を見上げる。
すると、目を丸くして驚いても崩れないイケメンがそこにいた。
「ユイさん、キスとかもっと大事にしたほうが……」
「キスなんて天秤にかけたのご主人の方でしょ!!」
「う……」
確かに……と、言うように目線を泳がせた。
「わかった。水で洗うのはやめるから、消毒ぐらいは受けて」
ご主人はふぅ、とため息を付いた。
よしっ、これで痛いのは免れた!!
「ごしゅ、んむっ!!」
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