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「はぁ、ん、もうっ……はる、ぁっ、」
視界がチカチカする。
耐えらんないっ────!!
「あ?もうイくの?ん、」
低い声が、耳を貫いた。
さっきまでの優しい晴山さんとは違う声……。
「ふぇ、んっ、だっ、てぇ…!!っ、」
もう頂点達しそうっ……!!
「ふーん……」
「はぇ、な、んで……?」
晴山さんは僕がイく寸前で口を動かすのを止めた。
何もないままでここからはイけない。
出したいっ……!!
そう思って、自分で扱こうとすると、その手を止められた。
「なんでっ?ねぇっ、ぇ」
苦しくなった僕の頬には涙が伝う。
「だって、裕太はイったら多分落ちるでしょ?」
裕太────
「そんなの駄目。俺がイけないままとか、それこそ生殺し」
僕を見る目に、暗い影が宿る。
赤い舌をチロチロだす。
僕を見つめて、まるで獲物の捕食に取り掛かるヘビみたいだ。
こんな晴山さん、知らない────
「僕、もキツ……ねぇっ、!!」
涙で歪む視界の中、晴山さんは黒く微笑んだ。
「じゃあ、お願いして?」
「お、願い……?」
「うん。『ご主人』への、」
右手が胸元のボタンにかかる。
「っ、お願いっ、ごしゅ…ご主人!!っ、出したいっ……!!」
やっとの思いで口にする。
羞恥で目も開けらんない。
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