アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
出来ない相談9
-
(葵語り)
「先生……もう朝になる。」
「本当だ。腹減ったから、後で何か作ろう。その前に風呂行くぞ。おいで。」
「うん。」
下半身が余韻でじんじんとする中、背中と身体中に痛みが走り、激しさを物語っていた。
挿れたまま抱きかかえられ、バスルームへ直行する。
ぐったりとしている俺に先生が身体や髪を洗ってくれる。風呂場の椅子に座っていると、ドロリとしたものが後孔から出てきた。
この感触にはいつも慣れない。
「あ、精子出た。」
「エロいな。犯された後みたい。ちょっと立って、お尻洗うよ。」
言われた通り中も洗ってもらう。恥ずかしいけど、怠さが勝った。まだやり足りない時はここから2回戦が始まるのだが、今日はお互いかなり疲れていて、普通に洗って終わる。お尻も痛い。
それから、ろくに髪も乾かさずに、ベッドに転がり込んで泥のように眠った。セックス後の眠りほど心地いいものはないと思う。
お腹が空いたとか言ってたのに、2人とも眠気に負け、ひたすら惰眠を貪った。
目を開けると、日が傾いており、夕方だった。俺は先生の腕枕の中にいて、なんとも言えない幸せな気持ちに包まれる。
先生の寝顔は、イキそうで我慢している余裕の無い顔と同じくらい好きだ。無防備で子供みたい。
トイレへ行こうとベッドを出ようとしたら、腕を引っ張られ、背後から抱きすくめられた。チクチクとヒゲが首筋に当たってくすぐったい。
「……何?起きてたの?」
「今起きた。ってかお前さ、酒を飲み過ぎるなよ。昨日は俺にとっては美味しかったけど、あんなの他人には絶対に見せるな。俺がいない所では、何が起きるか分からないし、お酒は一杯まで。真面目な話、その気が無い奴でも、あの葵なら襲いたくなるぞ。知らない奴に酔った勢いで犯されるよ。分かった?」
低めの真剣な声で先生が言った。少し呆れて怒ってるのも伝わってきた。
「……………分かった。ごめんなさい。気を付けるよ。」
「よろしい。葵の身体に触っていいのは俺だけなの。うーん。ムラムラしてきた。もっかいやる?」
先生の手がパンツの中に入ってきた。まだやる気らしい。どんだけ元気な下半身なんだ。
「やらないって。お腹すいたから、バームクーヘン食べる。」
先生の腕をするりと交わし、ベッドを出て、昨日貰った引き出物の袋へと手を伸ばした。
先生からの必死の忠告はあまり活かされなかったのだが、それはまた別の話。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
12 / 161