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素晴らしき日常4
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(彗語り)
「ねぇ、彗さんのおちんちん頂戴。指だけじゃお尻がうずうずして治まらないよ。これを僕のナカに欲しい。」
膝に跨ったまま、固くスウェットに帆を張っていた俺の股間を触りながら強請られた。弄っている最中、指だけじゃ我慢ができないだろうなとは思っていた。時計を確認すると20分程しか余裕は無く、あまりできないよと説明しても欲しいと真理は譲らなかった。
まあ……始めてしまった俺にも非があるのだが。
「いいけど、この体勢はキツイからベッドでやろう。このまま座られたら足が痺れて動かなくなる。」
真理がいくら軽いとはいえ、ずっと膝に乗られていたので足が痺れ出していた。
そう言うと真理は立ち上がり、俺の手を引いた。服に付いている蜂蜜のシミから甘い匂いが広がる。
「こんなに弄られたら、欲しくなるのは当たり前だよ。立ったままがいいけどなぁ……うん、いいよ。ベッド行こう。早く、彗さん早く。」
ノリノリの真理に手を引かれて、さっきまで一緒に寝ていたベッドへ再び雪崩れ込んだ。
手を差し伸べてきた真理の足の間に入り、まったりとキスをする。舌先を互いにチロチロと絡めながら、真理が器用に足で俺のスウェットを脱がしていった。
俺の指は真理の上衣に滑り込み、小さな突起を摘んでいく。
「こらっ、足は行儀が悪い。お行儀の悪い子には何もあげないよ。足を開いて……お尻を少し上げて。挿れるから。」
言われた通りに従った真理の後孔を指で軽く揉み解すと、トロりと蜂蜜が垂れてきた。再び馴染ませて、赤く卑猥な入口にみちみちと挿入した。柔らかくて温かな中は俺のモノを嬉しそうに締め付けた。
正常位は表情がよく見えるから好きだ。
「あ、うん……ぁ、ぁ……挿ったぁ……あんまり見ないでよ。だめ……恥ずかしいじゃん。だからぁ、見ないっでって……ぁ、ぁ…」
セックスは大好きなくせに、顔を見られて繋がるのは苦手なようで、真理はすぐ腕で隠した。そういう所は本当に可愛い。腕を取り払い、近距離で顔を合わせながら俺は抽送を開始した。蜂蜜の粘度は、いつものローションと違って、ねちょ、ねちょといやらしい音を立てている。真理の玉袋がそれに合わせて揺れるのが可愛い。
「ぁんっ、や、きもち……んッ、彗さん……いい匂い。ぁ、ぁ、好き、好き、好きっ……彗さんは、気持ちいい?」
「…………凄く気持ちがいいよ。」
溶けるように笑った真理の頬を指の腹で撫でると、ふわふわの髪が指を通り抜けていく。猫っ毛で癖毛な髪質はすぐ絡まるので本人は嫌いらしいが、それですら愛らしい。
真理は俺しか受け入れられない。
それは過去の体験からきた精神的なもので、トラウマになって3年経った今でも本人を苦しめている。早く解放されて、以前の奔放な真理に戻って欲しい気持ちもある。だが、俺しか受け入れられない現在のままがいいと、傲慢な俺は願ってしまう。
彗さんがいないと生きていけないと、彼はよく口にする。「好きだよ」と繰り返し言って、繋がろうとする。ずっと俺だけを見ていて欲しい。俺だけの真理でいて欲しい。実は自分の方が独占欲が遥かに強いと思っている。
そんなことを俺が考えているなんて、微塵も知らないだろう。当の本人は、腕の中で気持ち良さそうに喘いでいた。
時間が無いので、腰のピストン運動に集中する。後ろに引きながら抜くと震えるようにビクビクと痙攣し、前へ突き上げると気持ち良さそうに啼いた。
「ぁ、ぁんッ、ぁんッ、ぁぁぁ、先にイくかも……彗さん、早っ、ゴリゴリするぅ……んっ…」
「ほら、イっていいよ……出してごらん。」
俺も高みに上ることだけを考えて、抽送を繰り返した。出勤時間が刻々と迫っている。
蜂蜜が真理の体液と混ざり、泡立っているように思えた。肌がぶつかり合う音と、荒い息遣いと、真理の高い声が静かな部屋に響いていた。
真理が2度目の射精をした時、携帯が鳴った。
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