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素晴らしき日常5
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(島田語り)
とても幸せだった。急いでいる割には丁寧にセックスをしてくれる慧さんが好きだ。
今日はナカでイくことは出来ないかもしれないけど、いっぱい精子が出たからそれで充分かな。生温かい精液と、蜂蜜の甘い匂いが混ざってなんとも官能的な気分になった。蜂蜜は糖度が高く、純正品になればなるほど殺菌作用が強いそうだ。僕のお尻も殺菌されただろうか。
腹の上で自分の精液と蜂蜜を混ぜたものをひと舐めしてみると、あまりの不味さに顔が歪んだ。混ぜるものではないらしい。
彗さんの精液なら難なく飲めるかもしれない。
余韻に浸ろうと思っていたのに、しつこく鳴り続ける電話にイラっとする。
こんな時にタイミングの悪い電話主は誰だよと思ってディスプレイを確認すると、兄ちゃんのお嫁さんである睦月さんからだった。
最中だったけど、僕は慌てて電話に出た。
睦月さんは、現在臨月でいつ赤ちゃんが生まれてもおかしくない状況だ。生まれてくる赤ちゃんは女の子で、島田家にとって新しい家族になる。僕は兄ちゃんと2人が長かったから、睦月さんもさることながら、赤ちゃんをとても心待ちにしている。
だから、出産には絶対立ち会おうって決めてるし、兄ちゃんが仕事で不在の時は、僕が睦月さんの力になりたいと思っている。そんな僕の気持ちを知っていて、睦月さんは毎日赤ちゃんの様子を電話で知らせてくれるのだ。
「もしもし……はい、うん。うん……よかった。……ぁっ……」
僕と慧さんは繋がったままだった。
身を捩って抜こうとすると「俺はまだイってないんだけど。」と低い声が耳元で囁いた。低音ボイスにお尻付近がゾワゾワし、あっと言う間に片足を高く担がれた。奥に奥に、慧さんのモノが挿ってくる。出たり入ったり、アソコに擦れる度に声を上げたくなった。
やばい、さっきより気持ちがいい。
彗さんのそういうプレイ……大好き。
もっともっと欲しい。彗さんの挑戦的な視線に僕は笑顔で返した。
「む、つきさん、分かったから……ふぅ……何かあったら、連絡して……ぁ、ゃ、何にもないからぁ……ありがと……ね。」
僕は慌てて電話を切る。指先が快楽で痺れて、危うく携帯を落とすところだった。
「睦月さん、順調だった?それは良かった。真理ももうすぐ叔父さんだな。エッチな叔父さん。」
ちょんと鼻先を突かれた。
エッチだけどさ、彗さん限定だよ。
「うん。楽しみ。だけど、彗さんとのセックスの方がもっと楽しみ。さっきみたいなやつ、もう1回やって。うん。限界まで抜いて……ぁぁぁ、うん、まだだよ。ゆっくり挿れて……ぁん、ぁッ、ゃ、はああああんっ…………凄い、おっきいおちんちん……大好き。彗さん、上手すぎだよぉ……またイっちゃう……」
「そんなに真理が喜ぶなら何度でもやってあげるよ。セックスが上手いって言われて、嬉しくない男はいないからね。」
「時間……大丈夫?」
「少しぐらい遅刻したって平気。店長だし、俺がいなくても店は回る。」
「職権乱用だね……ふふふ。」
いつも店では柔らかい雰囲気を漂わせてるけど、実は彗さんはムッツリなんじゃないかって思う。
引き出しを沢山持っていて、気持ちいいことを俺のためだけにやってくれる。
忙しくて構ってくれない時は辛いけど、いざ時間が空くと際限無く甘やかしてくれる。
だけど、いつまでも彗さんばかりを頼ってはいけないと思う自分も確かに存在するのだった。
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