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予想外の出会い
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次の日。教室に行くのが少し面倒だ。今日は授業を受ける気分じゃない。
適当に見回りでもするか、と思い立った俺は、昨日と同じように校内を歩き回っていた。
終盤に差し掛かった時。曲がり角でいきなり何かが尋常ではないスピードで曲がってきた。
それを認識する時には、すでに避けられないと理解した瞬間だった。
ものすごい衝撃が体を襲う。……廊下は走るなの文字すら理解できない低脳はどこのどいつだ……!
だが日頃から体を鍛えていたからか、俺は多少よろめく程度で済んだ。が、向こうは盛大にぶっ飛んだ。
……自業自得だと吐き捨てて放り捨ててもいいが……いささか問題か。
「……おい、お前……」
「いっ……たぁー!!……アカンアカン、ケツぶつけてもうた!いったいわぁー!」
文句の一つでも言ってやろうとソイツを見た瞬間絶句した。
……髪が……暗めではあるが、オレンジ色だと?その上、こんな人間としてありえない色をしておきながら、眼鏡……?何だコイツは。
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