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「ん、んんっ…」
またさっきの続きをされる。
「…口開けろ」
頑なに拒んでいたら不機嫌な声で言われた。
「……………」
目を逸らして黙る俺に流木は溜め息を溢す。
コイツの思い通りになんかさせるか!
俺はあんな脅しに負けないからなっ
「本当、強情だね。お前」
「んっ…」
無理矢理開けられるかと思ったら、優しく啄むようなキスをされて。
「ふ…っ」
口調と全然違うし…!
角度を変えながらバカみたいに優しいキスを繰り返される。
「…は、ぁ……」
「俺の勝ちだな」
「んぅっ…」
一瞬離れた時、口が緩んでしまった。
それを流木が見逃すわけもなく足が浮くほど抱き寄せられると深くキスされて。
「ん、ふぅ…っ…」
舌を絡めとられて、口内を犯されてく感覚に体が震える。
くるし…!
「は、ぁっ…」
やっと離れた時には酸欠状態。
「やっぱ、黙ってた方が可愛いな。お前」
「っるさい!もう離せよっ」
「…別にいーけど」
「わっ…」
流木の手が離れた瞬間、足に力が入らなくてその場に座り込んでしまった。
「キスだけで腰抜けたのかよ」
悔しくて立とうとするけど無理だった。
「しかも、嫌々言ってるわりに何?コレ」
「っひぁ…!」
いきなり足で俺のを踏んでくる流木。
「いたぃっ…」
「ズボンまで濡らしてんじゃん。相変わらず素直なのは体だけなわけ?」
そう言ってグリグリと爪先を動かしてきて、あまりの痛みに流木の足にしがみついた。
「あっ…やだ、やめろ…!」
流木を睨み上げるけど、コイツはふっと笑うだけ。
「…このままイけよ。悠季」
なっ…
「ふざけ…っあぁ…!」
また足を動かしてくる。
これじゃ、この前の二の舞になるのに…!
だけど痛みだけじゃない感じに体が震える。
「は、んんっ…ゃ、りゅうきぃ…っ」
ただ流木の足にしがみつくしかなくて。
「あ、ぁっ…だめ…んーっ…!」
先端を強く踏まれた瞬間、達してしまった。
ズボンの染みが広がっていく。
「はぁ…ぁ…」
流木の足がやっと離れるとジンジンと甘い痛みが走る。
まだ息を整えてる俺にコイツは同じ目線までしゃがんできた。
「…本当可愛い。お前」
「んぅ…っ」
俺の顎を掴んで上を向かせられると深く重なってくる。
「は、ぁ…んん…っ」
…嫌いな奴にされてるのに、気持ち良くて。
無意識に流木の首へ腕を回していた。
「あ、黙ってれば…だろ……ん…」
口から首元にキスしてくる流木に言う。
可愛いって、全然嬉しくないけど。
「何拗ねてんの?」
「っ、そんなんじゃ!」
ククッと笑う流木にすかさず否定したら唇にキスされた。
「黙ってなくても可愛いぜ。悠季は」
「〜〜〜っ…」
額を合わせながら至近距離で言われて顔が熱くなる。
心臓まで煩くなって、俺は流木の胸を押し返した。
な、何なんだっ…
「もういいだろ!俺、帰るからっ」
そう言って立とうとしてもやっぱり力が入らない。
そんな俺に流木は自分が着てたブレザーを脱ぐと俺の頭から被せてきた。
「っ、何…!」
「俺の部屋行くんだよ。ほら」
顔を上げると流木の背中。
えっ、まさか乗れって!?
「嫌だ!お前だけ帰れば!」
自分からなんて絶対行きたくないっ
「じゃあ、ずっとここにいるわけ?」
「……………」
顔を逸らして黙る俺に流木は息を吐くと、俺の方に振り返ってきた。
「…もう嫌な事しねぇよ」
ぎゅっと抱き締められてコイツが普段付けてる香水の匂いが鼻をついた。
そんな事、嘘に決まってるのに。
なんで…
「本当かよ…」
「あぁ。だから、おいで」
「っ…」
さっきとは別人みたいに優しい声。
行ったら後悔すると分かってる。
でも俺は、まだ離れたくないって…
そう思ってしまった。
「…したら帰るからな!」
「あぁ」
速攻帰ってやる!
流木の背中に乗ると俺をおんぶして立ち上がる。
「あ、お仕置きはまだ終わってねぇから」
………は?
「部屋行ったら続き、覚悟しとけよ」
っ!?
「ふざけんな!なら行かない!!」
さっき嫌な事しないって言ったくせに!
やっぱ嘘かよっ
「もう逃さねぇよ、バカ」
その時の横顔から見えた笑みは一生忘れない…
本当最悪だ!泣
おわり
「…なんでお前のブレザー被せてんだよ」
「俺のファンに見られたら痛い目みるでしょーが」
「!」
なんだ、その優しさ!
なら解放してくれ…
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