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「やめろよ! 離せっ」
「るせぇよ。礼すんなら口より行動で示せば?」
……あぁ、そうだ。コイツはこう言うヤツだった!
なんて今更思い出してももはや手遅れで。俺はずるずると引きづられながらベッドに放り投げられた。
「ぶはっ……」
「……色気のない声」
はぁ!?
「なら亜宮先輩や岸田たちとっ、」
言いながら振り返ったと同時に覆い被さってきた流木に止まってしまう。
(ち、ちかっ)
「やっと俺のにできるのに、逃がすわけないだろ。バーカ」
「ん、ぅっ……」
ギシリとベッドのスプリングが鳴る音がして。近付いてきた流木にキスされる。口を閉ざそうとしたら隙をついてコイツの舌が入ってきた。
「んぅ……っ、ふ……」
「……悠季、」
「は、ぁっ、だめ、そこっ……」
口の中をひと舐めされたあと、今度は首筋や鎖骨に舌を這わせて吸い付いてくる。
それに、下半身のソコを上下に扱かれて。
「ローション要らないね。お前」
「ふ、んん……っ」
また唇を塞がれて、長いキスの合間に尻の間のその奥に触れる指。
「っあ、」
嘘だろ……! コイツ本気で!?
いつもの流れだとばっかり(それもどうかと思うけど)思ってたのに、今まで触られたことのないソコにコイツのゴツゴツした太い指が入ってくる。
(てか、そもそも指入れるとこじゃない!)
「ちょ、何してっ……」
慌ててこの前みたいに流木の肩を押すけど、今回はその手が引かれることはなかった。寧ろ、もっと奥まで入ってきて。
「や、いっ……」
「キッツ。指一本でこれかよ」
「ふ……ぅうっ、ぬけよっ」
涙目で目の前の魔王を睨みつける。
でも、コイツには全く効果なく。
「へぇ? なら、このまま俺の挿れてもいいわけ?」
俺のって……。
「……な、なに……」
俺が聞くと流木はふっと笑って俺の手を取ると、自身の下半身に導いてきた。ソコはズボン越しでも堅くて、大きく膨らんでいた。
「っ!」
「これからお前の中入んの」
耳元で言われた言葉に慌てて流木を見上げる。
「だって、そこ尻!」
「男同士はココ使うんだよ。ほら、足開け」
「わっ、」
えぇぇええ!?
驚く俺を無視して左右に足を開かされる。その間にコイツが入ってきて。
(じゃあ、そしたらあの日も尻で……?)
「すげぇ濡れ濡れ。指、増やすぜ」
「えっ、ぁあ……!」
なんて考えていたら俺の承諾も得ずにコイツは指を一本増やしてきた。
「ほんとキツ……」
「んぅっ、ぁ、やだぁっ……」
ぐちゅぐちゅと動く指に、痛みより別のものが襲ってくる。
(あっ、ぁ……、そこ、やっ……)
「ひ、ぁ、ぁああぁん……!」
流木の肩を押していた手を、その首に絡ませてしがみつきながらびゅくびゅくと白濁を溢れさせてしまった。
「は……ぁ……」
(なんだよ、今の……)
ある部分を流木の指に擦られた瞬間、内側からくる強い快感に耐えきれなくて。目の前がチカチカする。
「ココ、お前のGスポット」
「ん、じ……? ぁ、ゃあっ……」
わざわざ耳元で言って舌を這わせながらまた指を動かしてくる。今度は、さっきより強く。
「あ、ぁんっ……やだ、ぁ、またくる……!」
立て続けに襲ってくる気持ちよさに涙が止まらない。そんな俺に構わず、流木は指の腹でその部分を擦ってきて。
「ふぅっ、ぁ、あーっ」
びゅるるっと一回目より勢いよく溢れ出した白濁が自分の顔にまでかかる。
「……悠季、」
「は、んんっ……」
俺の顔に付いた白濁を舐めとって、流木の唇が深く重なってくる。
「ふ……ん、んっ」
「っ、かわい。ゆう……」
角度を変えて離れる合間に何度も言われる。その甘くて長いキスに頭が何も考えられなくなるほど蕩けてしまう。コイツの首に回した腕に力を込めてしまうくらい、気持ちよくて。
(……すごい、すき)
キスになのか、それが自分でもわからない。
「ん、ゃ、もっと……」
ゆっくりと離れた唇に、ついそう口走ってしまっていた。
「あとでね。俺も限界なんだよ」
「ぁっ……」
覆い被さっていた体を起き上がらせて、俺の中から指を抜くとズボンとパンツを下にズラして……。ブルンッと出てきたのは先走りを溢れさせている太長い雄だった。
(い、いつも以上にデカい気がする……)
だって、赤黒い筋がすげぇ浮き出て……。
「そ、それ……いれんの……?」
「あぁ」
やっぱり!
はっきりと言われて俺は顔面蒼白になってしまう。
「……嫌?」
意外にも流木からそう聞かれて、俺はその顔を見上げた。
嫌に決まってる。
でも、なんでか流木の顔を見たら即答できなくて。黙る俺に流木は自分の携帯を俺の顔横に置いてきた。
「なに?」
「嫌だったら、千倉に電話して。通話ボタン押せば繋がる」
「え……」
「……俺、もう自分で止められねぇから」
どこか苦しそうに顔を歪める流木。
(だから、なんで当事者のお前がそんな顔するんだよ。ほんとに意味がわからない)
「流木……」
なんとなく、その頬に触れるとすりっと甘えるように擦りついてきた。こんな状況なのに、それが可愛く見えて。
『きっと、未月くんが思ってるより流木くんは優しいわよ』
一々聞いてくるってことは、千倉先生が言ったこと本当なのかな……。
そうじゃなくてもコイツの部屋にいた時、ご飯も食べさせてくれたし買ってきてもくれた。他にも色々と。嫌がらせを除けば、優しいのかもしれない。
「悠季、」
「っ、あぁ……!」
ぐちゅりと濡れた孔に宛てがわれる熱くて堅いモノ。それだけで声が漏れてしまった。
「ふ、ぅうっ」
「いいの? お前の中入っても」
ぐちゅぐちゅと先端を擦り付けながら、俺の手首を掴んで自分の頬にその手のひらを擦りつける。もう片方の手は俺の腹を撫でてきて。
「悠季」
(だから、そんな顔で、そんな声で呼ぶなってば──)
「い、いいっ。早くしろよ! もう、一回も二回も変わらないだろ……!」
そう咄嗟に言って掴まれていた手首をまた流木の首に回す。
「……ほんと、お前」
──可愛すぎ。
最後に聞こえたその言葉のあと、宛てがわれていた流木のがググッと中へ押し込まれてきた。
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