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「流木!!」
二年の棟に来て、教室のドアを勢いよく開ける。
窓際の席に伊咲先輩と話してる流木がいた。
俺の声にチラリと本の一瞬だけ視線をこっちに向けて。また視線を伊咲先輩の方に戻す。ほぼ無視状態。
そんなコイツの態度にイライラが増す。ズカズカと歩いて近付くと、伊咲先輩の方が話しかけてきてくれた。
「悠季くん、どうしたの?」
でも驚いてる伊咲先輩に返事してる余裕なんかなくて、俺は流木を睨み付けた。
「……はぁ、何か用?」
あからさまに迷惑そうな顔をする流木。てか、溜め息がまたムカつく!
「話しあんだけど! 来いよ」
流木の腕を掴みながら言う。
「………………………………」
「……っ、な、なに──」
無言で俺を見上げてくる流木に、そこでまたハッとしてしまう。
シーンと静まり返る教室。
俺は自分が注目を浴びてる事に今更気が付いた(しかも六限始まる前だからクラス全員いる感じ……)。
や、ヤバい! 怒りに任せて来たけど、ここ二年の教室じゃん!
そう自覚したら一気に恥ずかしさと見られてると言う緊張感が襲ってきた。
これからどうしようかと冷や汗が流れた時、流木が椅子から立ち上がって。
「お前が何? 話しあんだろ」
「え、あ……うん」
「行くぞ」
それだけ言って教室を出る流木に、慌ててその背中を追った。
……いや、なんか逆じゃね!?
────────────────────────
「で、何の用?」
使われていない理科室に連れてこられて。
ここに来る道中、六限が始まるチャイムが鳴ったけど今は授業よりこの事実を突き止める方が先!
「これなんだけど!」
体操着の襟元を下に引っ張って、首元から鎖骨までの赤い点々を流木に見せる。
「……それが何」
「お前が付けたヤツだろ!」
特に興味なさそうに見せた場所を見つめる流木にカチーンとした。
(付けた張本人のくせにっ)
「さっき緋結達に見られて大変だったんだからな!」
「大変? 何が?」
「か、彼氏いるんじゃないかって……!」
そう言ったらなぜかじりじりと近付いてくる流木に俺は後ずさる。けど、実験台にぶつかって逃げ場がなくなってしまった。
「へぇ、彼氏ね……」
「ん、ちょ……!」
「よく見せろよ」
体操着を捲り上げて、流木の指が赤い痕をなぞる。
「こんなの付けて、許さないからな!」
勝手に付けやがって! こっちはずっとダニかなって不安だったのに。……て、寧ろその方が良かったんだけどさ。
「なら、お前も付ければ?」
「え……」
「ほら」
そう言って、流木が屈んで俺を抱き締めると首筋を俺の口元に差し出してきた。
一瞬戸惑ったけど、俺はその肩に手を置いて背伸びをする。
別に付けたくはなかったけどお返し! とばかりに強く吸ってやった。
「んっ……」
──だけど。
何度吸い付いても付きやしない。
なんでだよ!
「……下手くそ」
「っ、るさい!」
バカにしたように鼻で笑われてイラっとした。
「こーすんの」
「ちょっと……!」
ガタンっ、と背と後ろの実験台がくっついて、流木が俺の首筋に吸い付いてきた。
「っ……」
チリっとした痛みの後、そこを舐められる。
「な、何してっ」
また増えたじゃんかよ!
「黙って、」
「ん、んぅ……」
反論しようとしたら深く唇が重なってきて。キスしたまま実験台の上に体を横にされる。
「ゃ……!」
半袖の体操着の上から突起を摘ままれて、弄ばれる。
それについ声を漏らしてしまった。
「こっちも付けてやるよ」
「ぁ、んんっ」
ぢゅっともう片方の突起を体操着の上から同様に吸われて、変な声が出てしまう。
流木の肩を押すけど全くビクともせず。その間にも指で弄る力と吸い付いてくる力が強くなっていく。
「ふ、ぅうっ……やだ、ぁ、あっ……」
(そんな、吸ったらもうっ……)
「あっ、ん、んっ──!」
何とか声は抑えたけど、下半身の洪水は我慢できずに……。
短パンを穿いたまま、びゅくびゅくと欲を吐き出してしまった。
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