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触れて欲しい 1
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「ぁあっ…、や…やだ、…やめ、ろっ」
ぴちゃ、とワザと音をたて、乳首を愛撫する斎が目に入りぞくりと背筋が震えた。
凪の顔は羞恥で赤く染め上げられてしまう。
固くなり、赤く熟した凝りが、舌が這うたびにぴくん、と神経が痙攣したように反応して、それを実感させられるとさらに身体が熱く―――凪の身体は火照っていった。
「っ…、あぁ…っ、や、やだぁ……っ」
―――…おかしくなる。
斎に触れられるところが熱くて、斎の熱に溶かされてしまいそうだ……
徐々に理性をも溶かされて、凪の張っていた虚勢すら崩していく。
悩んでいたことがどうでもよくなるほど、目の前の快楽に身悶えてしまう。
―――いま…今だけは、俺のことだけを見て欲しい。
そう思うと切なくなるが、斎の全てを独占したいと、強くそう思った。
斎の頭のなかを俺でいっぱいにしたい。
冷たい瞳のなかには俺だけを映して欲しい。
その冷たい指先で、俺以外のひとに触れて欲しくない…!
「んっ…ぃ、いつきぃ……」
「…どうした。そんなに胸を押し付けたら舐めにくいだろう」
くすり、と笑む斎さえも凪の身体には快楽の材料として変換される。
「そこ、ばっかり…っ、嫌だ…ぁ」
斎へ対する独占欲からか、大胆な言葉もすんなりと口から吐き出されていく。
斎をあの女のひとに渡したくない。
それだけが凪を突き動かしていた。
すっかり勃ち上がってしまっている下肢に刺激を与えるかの如く、もじ、と身体を捩らせる。
決定的な刺激が足りずに斎に請うような言葉を言ってしまったことに後悔するものの、どんどん昂っていく劣情には勝てない。
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