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耽溺 1
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熱く滾る質量の斎自身が臀部の狭間をいっぱいに埋め尽くしていた。シワが伸びきり、艶のある桃色の蕾は苦しそうに痙攣するも、一度雄を知っているそこは凪の意思に反して更に飲み込もうと中はうねる。
「っは…ぁ……も、いやだ……ぁ」
「欲しくて仕方ないんだろう…?ほら言えよ。上手に言えたらめちゃくちゃにしてやる」
「ゃ…ぁ………い、つき…ぃっ」
覆い被さる斎にもっと奥に欲しい、と腰を押し付けるようにして強請る。
あと少しでいいところに当たりそうなのに、斎は腰を軽く引き抜き、くすりと鼻で笑うと快楽を得る行為を赦すことはなかった。
「っ――…いじわるすんな…っ…!」
「意地悪などしていないが?――欲しければそれなりに言うことがあるだろう」
深みのある声で叱咤され、瞳の端から悔しくて涙がこぼれる。以前もこのように絆され、はしたなく快楽を得るために言葉を紡いだが、二度も自分の口から快楽を請うなど屈辱を味わうのは嫌だった。
――だが。
このまま何も動かされずいるのは酷だ。
きっと斎は折れることはないだろう。見合わせる眸がそれを語っている。
頑なに理性を保ってきたがそれも限界だった。
「…ほ、欲しい、…」
「何を?」
羞恥を耐え忍んだ哀願すらも冷淡な一言で跳ね除けられる。
「凪、俺に動いて欲しければお前の口でどうされたいのかを言え」
さらに腰を引こうとする斎に慌てて口を開く。
「待っ―!言う…から……!」
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