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こいつには敵わない 1
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「ん、…は…ぁっ!」
僅かに動かされた手に縋るように、神経をそこへ集中させる。
正直、物足りない刺激ではあったが、斎に触れられていると考えるだけで異常なほどに興奮する。
だが、勿体ぶるようにまたもや静止され、苛立ちを通り越して悔しさに涙が薄く浮かぶ。
「っ!…な、んで止めるんだよ……っ!」
「気持ちよくなりたければ自分で慰めればいいだろ。いつも一人でしてるみたいに俺の目の前で見せてみろよ」
「なっ…!そんなの出来るわけないだろっ!大体、斎が触ってきてこんなことになったんだから最後まで責任とれよっ!」
勢いに任せて叫んだが、これではまるでこの行為を自分からせがんでいるみたいではないか。
「あ……んぐぅっ!?」
訂正しようと口を開きかけたとき、突然、灼けるように熱く大きなものが口の中を埋め尽くした。
あまりに唐突で何が起こったのかわからない。ただ舌に広がる少々、塩っぽいぬるりとした味と感覚。頭上で聞こえてくる斎の切なげな吐息と、目の前に見える鍛えられた腹筋。
それらが点と点を繋ぐようにして合わさったとき、凪のフリーズしていた頭がフル回転で稼働する。
「は…お前の口の中は熱いな…」
「んんんっ!!ふ、ぐ…!んっ!」
(コイツ…!お、俺の口に突っ込みやがった――!マジでありえねぇっ!)
規格外な大きさの斎の雄がぐいぐいと咥内を押し進もうと、腰を押し付けられる。
その度に嘔吐くと、宥めるように髪を解かれる。それでも腰を押し付ける動きは止められることはない。
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