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#25
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「…嬢ちゃん
左目が見えるようになったきっかけ
心当たりがあるな?」
「…はい」
「おっちゃんに言えるかな〜?」
「僕の…僕の感情が
きっと、戻りつつあります」
「なにが戻ってこうなった?」
「……僕の頰に、瑛影さんがキスをしたんです
そしたら
身体中が熱くなって…
体が、動かなくなってしまって
こんなこと、今までなかったのに」
「……まじかー…
まさかとは思ったが、なぁ…」
僕は、なにかいけないことをしてしまったのだろうか。
「嬢ちゃんに教えるべきかどうか…
俺にはわからない
だが、嬢ちゃんが閉ざした感情を
開けるきっかけにはなる
…教える他に、道はねぇだろなぁ…」
「僕はなにか、悪いことをしたのでしょうか」
「…嬢ちゃんの瑛影に対する感情は
恋だ
嬢ちゃんは、瑛影に惚れてる」
え ?
僕が、恋?
瑛影さんの事が、好き?
「そ、れは…まさか、そんな…」
「男同士の恋愛はあり得る事なんだよ
瑛影に手を握られたり
頭を撫でられたりして体が熱くなったり
ドキドキしたりしなかったか?
いや、今は別の問題だ
それよりも、もっと大事な事がある」
もっと、大事なこと…?
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