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呼ばれて振り向くと、目の前には眼鏡をかけた長身の男性が立っていた。スーツもビシッときめていて、頭も賢そうに見えた。そして、笑顔で立っていた。見た目から既に爽やかそうなイケメンに見えた。例えるならそう、ミンティアを食べた時の爽やかさだ。
何だかフレッシュ100%の笑顔が眩しい。僕は爽やかなイケメンを目の前にすると思わず眩しくて怯んだ。
「やあ、こんにちは! ローズガーデン編集部へようこそ! もしかして小説の持ち込みかな?」
「えっ……!?」
「持ち込みする時の予約は事前にとっているかい? あっ、それと君のペンネームと名前聞いて言いかな?」
「はっ……?」
僕は爽やかなイケメンの彼に、小説の持ち込みをしに来た人だと勘違いされた。さすがにそれは不味いので、自分は違うかと言い返そうとした。するといきなり、彼に右手を掴まれて別の場所に案内された。
「えっ、ちょっ、ちょっと待って下さい! 僕は違います……! 僕は…――!」
僕は彼に別の場所に案内された。するとそこには小さい椅子がズラリと並べられていた。
「なっ……!?」
その瞬間、僕は見て言葉を失った。何故なら、長い椅子の行列には若い女の子達が自分の原稿を抱えて無言の表情で座っていたからだ。しかも、皆の目つきがかなりヤバいことになっていた。
お互いをライバル視して殺気だっていた。近寄るだけでも火傷しそうなオーラを彼女達から感じたのだった。そんな所に僕はいきなり放り込まれた。そして、放り込まれた瞬間、彼女達は一斉に僕のことをジロジロ見てきた。
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