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「ゴホンゴホン……! きょっ、今日から入って来たばかりだから間違えられちゃったなぁ。まっ、全く困るよ。僕はどっからどお見ても編集部の人なのになぁー」
僕は咄嗟に彼女達の前で大きな声を出して独り言を呟いた。するとその演技が胡散臭かったのか、彼女達は可笑しそうにくすくすと僕のことを笑っていた。その冷やかな視線と笑い声にさらに精神的に追い詰められた。
「ちょっとそこの坊や、あんた来る場所間違えてない?」
「へっ? 坊や……?」
「あんたよ、あんた。そこの小学生みたいな背格好をしたチビのあんたに言ってるのよ?」
「なっ……!?」
僕はいきなり喧嘩をふっかけられると彼女達の方をキッと睨んで振り返った。すると目の前には、6人の少女達が僕の周りを囲んでいた。
「あんたさー、もしかしてうちらと同じ持ち込みしに来た人? でなきゃ、こんなところに小学生が来るわけないわよね?」
「なっ……!?」
長い髪の女性がそう言って僕を上から見下したように見下ろしてきた。まるで、女番長のような雰囲気だった。僕は一瞬で彼女達の前で震え上がった。
「ちっ、違います……! ぼっ、僕は小学生じゃ……!」
「えっ? なに? 聞こえないんだけど~? もうちょっとハッキリと言いなさいよ!」
長い髪の女性はそ言うと僕を手で押してきた。いきなり喧嘩をふっかけられた僕は、タジタジになりながら言い返した。
「しょっ、小学生じゃないやい……! ぼっ、僕はこう見えても二十歳だぞ……!?」
そう言って彼女達に言い返すと、ビクビクしたまま震えた。
「うっそ、二十歳~? そうはみえないわ! あんた嘘言ってんじゃないわよ!」
「嘘じゃないやい……! ひっく……えっぐ……!」
彼女達は僕の事を疑っていた。そして、周りはさらにざわついた。
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