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ビルのエントランスは広く、吹き抜けタイプの素敵な構造だった。それに清潔感もある。さすが大手出版社。そこは抜かりはないな。僕はエントランスの中央でアホみたいな顔で辺りをキョロキョロ見渡した。そして受付窓口で綺麗な顔の受付嬢に話しかけた。
「すみません今日からここで働くのですが、小説 ローズガーデン編集部は何階でしょうか?」
「ローズガーデン編集部でしたらエレベーターをお乗り頂いてから8階にございます」
「わかりました、ありがとうございます!」
綺麗な顔をした受付嬢は、礼儀正しく親切に教えてくれた。さすが大手出版社。そこもちゃんとしているな。さすがだ。僕は再び関心すると、言われた通りにエレベーターへと向かった。そして、エレベーターの前でボタンを押そうとした瞬間いきなり背後から手が伸びてきた。バンっと誰かが背後からボタンを押した。僕は心臓がドキッとなると、反射的に後ろをバッと振り向いた。すると目の前に黒いサングラスをかけたスーツ姿の男性が立っていた。しかも僕よりも身長は大きい。ついでに髪の毛はサラサラのストレートで金髪だった。それに何気に良い香りもしてきた。かなりの色男の雰囲気さえも漂ってくると、僕はそこで思わず見とれてしまった。
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