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よくみるとかなりの男前の顔だった。サングラスをかけていたから、彼の表情はよくわからなかったが、サングラス姿だけでもイケメンなのは確かだった。僕は思わず見とれてしまった。すると黙っていた彼が話しかけてきた。
「おい、ボタン」
「はい?」
「ボタンだ。早くボタンを押せ、扉が閉まるだろ?」
「えっ……?」
その言葉にハッとなると、とっさに前を見た。するとエレベーターの開いた扉が閉まりかけていた。
「あっ……!?」
僕は閉まりかけていた扉をボタンを連打して押した。すると閉まりかけていた扉が開いた。僕としたことが同性につい見とれてしまった。だって見た目は凄く格好いい。それに男前だし、色気もある。それに格好もスマートでスーツが似合う。もしかして僕と同じ編集部の人かな? なんて……そんなことを心の中で呟いた。サングラス姿の男性は、扉が開くと無言で乗り込んだ。
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