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「すっ、すみません……! 僕としたことが遂、ボーッとしてましたっ……! その、扉が開いてたことに気づかなくて……!」
「おい!」
「はっ、はい……!」
慌てて謝っている途中で、いきなり声をかけられた。僕はとっさに下げた頭を上にあげると、そこで再び胸がドキッとなった。
直ぐ目の前に男前の顔があった。ついでに顔が近い。サングラスの奥から覗かす、綺麗なビー玉のような瞳に見つめられると、僕はそこで赤面した。
「っ……!?」
「あんた、乗るの乗らないのどっち?」
「えっ……?」
その言葉に僕は再び我に返った。
「のっ、乗ります……!」
「じゃあ、早く乗れ。こう見えても俺様は忙しい身なんだ。チンタラしてると、先に行かせてもらうぞ?」
「す、すみません……!」
僕はそう言って返事をすると慌ててエレベーターの中に入って行った。そして、それと同時に扉が閉まった。扉が閉まるとエレベーターは上に急上昇した。
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