アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
*
-
ふーっ、危なかった。皆殺気だってて怖いな。編集部の人達って皆こうなのか? って言うか、みんな何だかんだ忙しそう……。
「退け退け退けぇ~~っ!!」
『いっ……!?』
その瞬間、目の前を暴れん坊将軍のように突進してきた人がいた。その気迫のこもった表情に、僕はとっさに道をあけた。
「佐々木様のお通りだぁ~~! 道をあけろぉ~~! 開けない奴は磨り潰すぞコラァ!」
彼はそう言って突進してくると、鬼の形相で扉をバンとおもいっきり突き破った。そして、構わずにそのままエレベーターの中に慌ただしく乗り込んで行った。僕は一瞬、見てはいけないモノを見てしまった。人が扉を体当たりして突き破って行った。漫画じゃあるまいし、まさか本当にそんな人が…――。
そう思った途端にまた目の前から、誰かが突進してきた。今度は台車の上に人が正座して乗っていた。そして、それをうしろの人が押していた。その光景に僕は釘付けになった。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
21 / 33