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Your kiss is sweeter than honey.
まぶしい朝 1
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意識が戻ったと同時に、強い腰の痛みに目が覚めた。
「っぁ!痛っ、た…」
顔を動かし目を開けると、龍の整った顔のアップがあり、驚いて身を引こうとした。
だが龍の腕が聖梨の身体に、しっかりとホールドしていて動けない。
しかも、急な動かし方で腰、というよりも後孔に鈍い痛みが走った。
「痛っ!うっ…、そういえば…昨日…」
龍に抱かれた。
行為を思い出しただけで、顔が真っ赤になる。
「う"わっ…」
あんなに激しくされたのに、嬉しくて仕方ない。
「ん?あ"れ?」
ダミ声が、自分の口から出てくる。
「な"んで?あ"~~っ」
喉が乾いて、カラカラだった。
(いや、ガラガラだと言った方が合っている…)
とにかく、飲み物が欲しい。
が、熱を出した時と同じく龍にギッチリと抱きしめられていて、動けない。
「り"ゅう、起き"て。い"や、起きなく"てもい"い"から腕だけでも動がして」
しかし返事も無く、静かなままだった。
「…完全に"寝てる」
なんとか動かした手で、龍の前髪をかきあげた。
寝息が聞こえる。
(不眠症、治ったのかな?)
「じゃなぐて、り"ゅう~」
ぺちぺち頬を軽く叩いても、起きなかった。
「ダメだ…俺、水が飲みたい"のに」
すると、どういうわけか腕が緩んだ。
熱を出した時と同じ。
「…な"んで?」
わからないが、どうにかこれで動ける。
聖梨は龍から身体を離し、ソファーから立ち上がろうとした。
その時、ズキンッと後孔から鈍い痛みが走る。
「う"っ!」
項垂れるように膝が床に向かっていき、しゃがんだ。
床に手をついた時に、バターンッと大きな音をたててしまう。
「聖梨!!」
龍がガバッと、起きあがった。
「り"ゅう、痛みが…」
「…お前、どこ行こうとしてるんだよ」
手と足と後孔が痛いのと、喉がカラカラで乾いているのとで聖梨は涙目になっていた。
「の"ど、い"たいがら…水、の"みだいの"」
「…声、やられてんな」
龍が聖梨の身体を持ち上げて、自分の膝の上に置いた。
「『喉が痛い、水を飲む』で合っているか?」
「う"ん…」
「待ってろ」
聖梨をソファーに置いて、龍はミネラルウォーターを持ってきた。
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