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ラビィと僕
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*
それから僕とルサ様の生活が始まった
まだ2人は10歳と14歳
14歳の僕が表上はお兄ちゃんとして
裏ではガードマンとして
幼いルサ様を守っていた
僕の父と母は
ギャンブラーだった
金の荒い使い方
酒を飲むのは当たり前
1日たりともでかいボトルを手から離したことはない。
父は女ったらしで
母は男ったらし
2人共浮気なんかして
それでも夜になれば隣の部屋から激しいベットのギシギシという音が毎日聞こえた
そんなある日
2人は
いつもの様に酒を飲んでいる中
車のドライブに行った。
僕はこんな父親と母親がいる事を
考えたくなくて
いっそ捕まってしまえばいいと
思っていたから
そのまま行かせた。
3時間くらいたった時かな
凄いブレーキ音と共に親が
汗だくで何かを吐き出しそうな
真っ青な顔をして帰ってきた。
『ラビィ、やばい!!人を!……人を、、殺してしまった。』
『 ………………………………………、は? 』
意味が分からない。
人を殺した……??
僕は頭が真っ白になった
どうやら僕の親は最低な上に
人を殺めたらしかった。
僕は
静かに2人に自首を頼んだ。
けれど、最初は子供よりタチが悪く
自分の方が大切だといい拒否したものの、
その死んだと思っていた
被害者を知ると
両親は素直に家から出て行き警察に捕まった。
後のニュースで事故にあった
サガナさんの2人は命を取り留めたと聞いたが
重い後遺症が残ったらしかった。
僕は荷物をまとめると
親戚が僕を引き取りに来る前に
逃げるようにして
1人路地裏通りで暮らすことにした。
金は盗めば大丈夫だし
パン屋さんのお姉さんに
色目を使えばすぐに食べ物をくれる
寝所は確保していたし何の問題もなかった。
そして僕がサガナ家を調べ
サガナ家の今事故にあっても主人である人に
子供がいること
その子供は僕より4つ下なこと
僕の両親はその人達に仕えた事があることなど
調べた。
地道に調べ、
半年後
機会を狙い
サガナ家当主の母である人の家を突き止め
その人に話しかけた。
___僕をサガナ家の弟子に入れてください___
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