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「大丈夫だよ」
「ふぇ…?」
まるで食器を割ってしまった子供をなぐさめるような優しい声で、頭を撫でながらそう言った。
「別に悪いことじゃない。俺としては嬉しいし?」
「うれ、しー…?」
「嗚呼、嬉しい」
何で?普通、嫌だろ。体を気にしてやってるのをよそに欲情しまくる恋人とか。
「だって、昴流が俺の事好きって言ってくれてるようなものじゃん?だから俺に欲情してくれるのが嬉しい。俺はいつも昴流にムラムラしてるぜ?」
「え…」
「今日なんて下着1枚でエプロンだぞ?それに我慢できないってエプロン捲ったときは抱き潰してやりたくなった。…ほら、何も変じゃない」
変じゃない?気持ち悪いことじゃない?本当に、涼は嬉しい、の…?
「嬉しい。…つか俺いつも言ってね?お前が1日でも俺に会えなかったらムラムラするようになれば良いって」
…言ってる、な。そう言えば。
「ほんと、に嫌じゃなかった?」
「ったく…、そう言ってるだろ?」
「…良かっ、た」
嫌われるんじゃないかと思ったから、そう言ってくれて凄く安心して腕の力が抜けた。
「俺がこんなことで嫌うわけないでしょ。自分を責める癖はいつになれば直るんだ?」
「あうっ…うー…」
「大好きだよ昴流」
こつん、と俺に額を重ねながらわしゃわしゃと両手で頭を撫でる。
いつもいつも、涼に同じことを言わせてる気がするのに嫌な顔ひとつせずに大好きだと返してくれる。涼には感謝してもしきれない
「俺も、だいすき」
「…ふふっ、知ってる」
「ひゃ…っ?!」
「だって、昴流が1番可愛いの俺と居る時だからな」
俺の手を握り手の甲に口づけて、ふっ、と微笑んだ。
嗚呼、もう…、何で普通にこういうこと出来るかな。される方が恥ずかしくなる。
…まあ、普通は出来そうにないことをしてくれる所が涼の良い所なんだろうけど。
「…で、昴流この後どうしよっか。もう熱りが冷めちゃったなら止めて一緒に晩飯作る?俺何もできねぇけど」
ならなんで晩飯を一緒に作るという選択肢を入れたんだ、と突っ込みたくなるが、それに涼の優しさを感じて胸の奥がぽかぽかした。
「ぁ…」
「ん?何?」
涼が立ち上がると、見るつもりはなかったけど自然とそこに…、テントを張っているそこに目が行った。
…我慢、させてる?本当は続きしたいんじゃないのか…?
「…嗚呼…、良いよ?また今度で」
…けど、涼俺がギブスはめてる時も、俺がうまく動けないから我慢してたんだろ?
「わっ…、昴流?」
「つづき、しよ…?」
ズボンの中心を撫でて、ちゅ、とキスをする。
「俺に合わせようとしなくて良いんだよ?」
違う、確かに我慢して欲しくないと思った。けど、ちゃんと俺も最後までシたいって思ってる。
「…いっぱい、その…かわいがって…くれるんだろ…」
「…~っ!」
「?涼…?」
ゴニョゴニョと小さい声でそう言うと涼が頭を抱えてその場にうずくまってしまった。涼が言ったことを言っただけなんだけど…駄目だった?
「もう、なんなのこの子…、無理天使…一杯可愛がってあげちゃう…」
「ふえ…?…うわわ…っ?!」
「ここじゃやりにくいから場所変えよっか」
ばっ、と立ち上がると俺を軽々と抱き上げて寝室へ。
チラッと一瞬見えた涼の表情はスイッチが入ったときの顔で、色んな意味で言ったらいけなかったな、とちょっと後悔した。
この後、俺は言葉のまんま、涼に抱き潰された。
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