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「…まさか。お前が欲張りなら俺はどうなるんだ」
「んんぅ…っ」
「お前はもっと欲張って良いんだよ」
片手で運転しながら、俺の頭をよしよしと撫でる。
俺、もっと欲張っても良いの?今でも一杯涼の事求めてるのに…これ以上しても涼嫌がらない?
「何で?可愛い昴流が俺のことで欲張りになんの嬉しいよ」
「うれしい…?」
「嗚呼。…つか、俺の方が嫌って言われてもおかしくねえのにな、そっちは良いのかよ」
「…?」
何で嫌がるの?涼、俺が嫌がることしたっけ?…そりゃあいつも意地悪で、ドSで、恥ずかしいことばっか俺にさせてくるけど…。それが本当に嫌なら俺、涼のことこんなに好きになってない。
「…俺が言ったのはそう言うことじゃないんだけどな」
「違ったの…?」
「かなり違ったけど、良いよ。ありがとう、昴流」
「…う?」
何で礼言われたのかさっぱりなんだけど、涼は一体何に対して礼を言ったんだ…?
「俺愛されてるなあ、って思って?」
「…んっ…」
「ありがとう昴流」
ー俺を重たいと嫌わないでくれてー
「…本当に、ありがとう」
涼は俺にキスし、愛おしそうに微笑むと、正面に向き直った。
俺が涼の心の内で言ったそれを俺が知ることはないんだろう。
「けど、ギリギリで魔咲とは許してあげるけどうそれ以外の奴にはキスしないでね」
「…うん」
「次したらお仕置きな」
「き、気を付ける…」
愁以外とはしないように、されないようにしないと。愁とはしても良いって言ったけど、涼が嫌なら、こっちもあまりしないように気を付けてみることにする。
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