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「あの、えーっと…涼さーん……?」
抱き締められ、しっかりとホールドされ、俺の背中にグリグリと頭を擦り付ける。
ちょっと可愛いけど、本当にどうしたんですか。
「んっ、もー…涼くすぐったいってば…」
「お前が悪い」
何で?!何で俺が悪いの?え、どこら辺が?くすぐったいのは涼が頭グリグリしてくるからだよ?俺悪くなくない?
「…煽らないでくれ」
「…あ?」
「手出してしまいそうになるから」
余裕のない声。それから俺を抱き締める腕の力が強くなる。
「先したばっかだろ。この絶倫め」、と言いそうになったが先の『さ』を言うか言わないかで言うのを止めた。
「…俺無理させてる…?」
本当は1回だけじゃあ満足できなかったんじゃないのか。俺に合わせてくれているんじゃないだろうか。
例え涼がどんなに絶倫であろうと…無理はしてほしくない。
「…そういう訳じゃねえよ」
「なら、なんで」
「お前がムラッと来ること言うから」
「言った?」
「言った『だーりん…』って」
「あ、あー…」
何だ、あれは嫌がってた訳じゃなかったのか。
…えっと、つまりは俺が言った通り1回で終わらすつもりだったけど、俺がダーリンって言ったからこうなってる…って事?
え、マジで俺が悪いの?
「…ごめんね…?もう今日は煽らないように?気を付けるから…」
「…嗚呼、そうして」
「で、でも…涼も悪いんだからな、あれは」
涼が仕事ほっぽいて俺のとこに食べに行くって言うから…。
「昴流が作ったのだぞ?食べたいに決まってるじゃん」
「だからまた今度作ってあげるって」
「学校で作った、ってのが良いんだよ」
「味は一緒だろ。…あー、ほら一杯愛情込めてやるから。涼大好きーって」
「はぁあ…」
え、何。何でそこでため息つくの。そういう問題じゃねえよって事?
「言った側からそう言うこと言わないでよ馬鹿。昴流の小悪魔ちゃん」
「はっ?!」
「……我慢するから来週作りに来てね」
「お、おおう……?」
よく分からないけど、『ミッション:涼にちゃんと仕事をさせよう!』は達成できた、のか…な??
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