アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
、
-
「…昴流は今のままが一番可愛いよ」
「…俺が聞きたかった答えと違う…」
愁達に言われたことがいくら考えても全く理解できなくて涼に聞いてみると2人と似たような答えが返ってきた。
俺は言葉の意味を聞いたんだけど…何、皆して教えてくれないの。
「教えたらなっちゃいそうだから言わない」
「…はあ、そう…?」
「そー。もしなったら俺泣く」
「そんなに言うことなのか」
「んー…だってさ」
「っひゃ…?!」
言葉をそこで区切ると、ペロ、と急に俺の首筋を舐めてきた。
「昴流が目覚めちゃったらこんな可愛い反応してくれなさそうだし?」
「んっ、ん…、」
「昴流は良い子で可愛い俺の昴流のままでいてね」
「んゃ…も…、ぁ…ッわか、ったから…!」
弱いところに吸い付かれ、ゾクゾクと背中が痺れる。
話は相変わらず見えないが、変な気分になってしまいそうだから「止めて」と続けて言って、涼の頭をペチペチと叩く。
「ふふ、良い子…げほ…ッ」
「…?大丈夫か?」
俺の首から顔を話すと、不自然に咳き込む。
噎せた…何てことはまずないし、風邪?
「あー、何か昼辺りから違和感あるんだよ」
「…風邪じゃねぇか、それ。…ん」
「…わ、」
「熱はないのか」
額を合わせてみるけど熱っぽくはない。
ただの風邪だな。
「ちゃんと寝てる?」
「嗚呼、5時間睡眠」
「飯は?」
「…昼は食べてる」
「朝は?晩は?」
「面倒だからたまに抜いてる」
「…もう。ちゃんと食べないと駄目。俺毎日作りには行けないんだからな」
「いてっ」
涼にデコピン。そんなんだから風邪引くんだ。ちゃんと栄養とらないと駄目だろ。
「1日3食ちゃんとしたもの食べて。後、5時間は少ない。もっと寝ろ。悪化するぞ。もし酷くなったらすぐに病院に行って」
「…お母さん」
「涼が心配なの」
もし涼が寝込んだら俺、心配で涼の容態が良くなるまで側から離れれない。
悪化してほしくないから口煩く言ってるの。お前こんくらい言わないと「大丈夫だってー」って自分の体を気にしたりしなさそうだから。
「ふふっ、本当昴流は出来た嫁だなあ…。はいはい気を付けてはみるよ」
「…嗚呼」
…って、一昨日言った癖に
「椿先生は今日体調不良でお休みです」
『ごめん昴流。熱出た(´・ω・`; )』
朝、本人からのメール、そしてS.H.R.で涼の代わりに来た教師に悪化した事を知らされた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
372 / 1113