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ーこんくらいで良いかな…ー
学校から帰って、家事をさっさと終わらせて明日は学校が休みだからスーパーに寄って食材やらなんやら買って涼の家へ。
インターホンを押すと、よろよろな涼が出迎えてくれた。
「熱は何度」
「んー…9度5分」
「病院行った?」
「嗚呼」
「そう…」
思ってたよりも熱が高い。これじゃあお粥でも食べる気にならないかもな。
「…今週末お前のシチュー食べる予定だったのに無理そう…」
「それはまた今度ね」
「…愛情たっぷり」
「はいはい」
…まあ、この状態でそんなこと言えるなら…何て思ってみたけど甘えてくる彼は明らかに弱っていて。
ベットに寝かせると、風呂に入らせる訳にもいかないし、涼のことだから着替えてないだろうと思って着替えと濡らしたタオルを持って来る。
「ちゃんと水分取ってる?」
「…多分」
「体拭いたら飲もうな」
「…んー…」
頭がだるくて働いていないのか、良い返事とは言えないそれ。
体拭いたら買ってきたポカリ飲ませて、涼が食べれそうなの食べさせてから薬飲ませて…そうしたら寝かせてあげよう。
「ふふ…、昴流くすぐったい」
「風呂は駄目だから我慢して」
「はーい…ん…」
涼が着ていた服を脱がせて濡れたタオルで涼の体を拭いていく。
下は…嗚呼、俺の馬鹿。意識したら駄目だろ。
「涼、服着れる?」
「そのくらいなら」
「ん、じゃあこれね。…何か食べたいものある?」
「んー…冷たいもの」
「分かった。用意してくるから待ってて」
全身を拭き終わると、涼に新しい服と下着を渡して、涼の額にキスをして寝室を出た。
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