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「はい、涼」
「ん…」
小さく切った林檎をフォークに刺して涼の口元に運ぶ。しゃくしゃくと咀嚼する涼に「食べれそう?」と聞くと小さく頷いた。
良かった。すりつぶす奴無いから食べれるか心配だったんだよな。
「他に何か食べたいのある?アイスとか、プリンとか」
「んー…これだけで良い」
「腹減ったら言ってね」
「嗚呼」
林檎を食べ終わるとスポーツ飲料にストローをさして、涼に薬と一緒に飲ませる。
「もっと飲む?」
「…大丈夫」
「ふふ、じゃあ寝よっか。飲み物はここに置いとくね」
涼の手に届く所にペットボトルを置くと、先洗濯機を見ると洗濯物が溜まっていたので洗濯しようと立ち上がった。
「…もう少しいてくれ」
…それを、涼に抱き締められて止められる。
こんなこと思っちゃいけないけど、可愛い。甘える涼可愛い。写真に納めたい。
「涼が寝るまで居てあげる」
「…ん」
「ふふ、涼可愛い…」
涼をぎゅーって抱き締めると、背中に腕を回してくれて、うりうりと俺の胸板に擦り寄ってくる。一緒に寝たいくらいに可愛いけど、我慢。
「すば、る」
「んー?」
「…ありがとな」
「…ふふっ、気にしないで。早く元気になってね」
額にキスをして、涼を寝かせると量の隣に座って頭を撫でる。
俺の手が冷たいのか、気持ち良さそうに擦り寄る。
可愛い…思いっきり抱き締めたい。けど涼は今しんどいんだから我慢、我慢…。
「…涼?」
「……ん…」
「寝ちゃったか」
一瞬で熟睡してしまった涼の頭をぽんぽんと撫でる。それほど体がしんどかったのだろう。
「お休み、涼」
ー早く元気になってねー
「さて、洗濯終わらせないとな」
寝室から出るとパチン、と頬を叩いて溜まってる洗濯物を洗いに洗面所に向かった。
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