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「38度7分…まだ高いね」
「…げほ、っ」
「月曜日までに熱引くかな…」
翌日。起きた涼の体温を計ってみると、昨日よりは大分下がったけど平熱にはほど遠い。
昼と夕方にまた体温計って、それで風呂はどうするか決めよう。
食べ物は…今日はお粥食べれるかな。少しでも栄養あるもの食べないと治るのも治らない。
「涼、朝飯…にはもう遅いから…。昼飯どうする?お粥食べれそう?」
「…多分」
多分…か。ならそこまで多く作らない方がいいかな。お粥少なめで、後はゼリーにしよう。
「じゃあ俺お粥作るから、服着替えてて?」
「ん」
寝ている間に汗をかいただろうから新しい服を渡す。
涼が服を脱ぎ始めたのを確認して、寝室から出ていくとあまり使われている気配のない台所に立った。
お粥…どんな味にしよう。そのままじゃあ飽きちゃいそうだし…。
何かないか冷蔵庫を物色。
まあ、お粥に使えそうな物があるとしたら俺が昨日買ってきたもの位なんだけど。
…あ、トマト。トマトって合うのかな。さっぱりしてるから合うかな。…まあ、不味かったら作り直せば良いし、これと卵にしよう。
「すばる…」
「ひゃ…っ?!」
米を研いでいると、後ろから抱き着かれる。
え、ちょ…涼?!何でここにいるの。寝てないと駄目でしょ。
「…といれ」
…嗚呼。
「1人で行ける?着いていこうか?」
「…ふふ、すばるのえっち…」
「…っ!ばか…!!」
「いひゃい、すばる」
足元がふらつくだろうからトイレの前まで支えてあげようか、と言う意味で言ったのに絶対別の意味で捉えて馬鹿なことを言ってきた涼。
殴ることは出来ないので、代わりに思いっきり頬をつねった。
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