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どうしよう…殴りたくはないし、怒るのも…。
…あ。
「涼」
「…んぁ…?…っぶ」
涼のベットにあった良いものー人形ーを涼の顔に押し付ける。
涼が驚いている隙に指を引き抜いて、またくわえられてもいけないので今度はデコピン。
「…治ったら涼がしたいこと一杯していいから…し、ばっても良いし、お、玩具も沢山使って良いから…だから今は安静にしないと駄目」
「…ふふ、そう…。何しても良いんだ…?」
「え、あ…っ、う…し、しても良いから…!!」
「…んん゛っ」
「だから大人しく寝てて!!」
確認を取られると、自分が言ったことが恥ずかしくなって照れ隠しにまた人形を涼の顔に押し付けて、逃げるように寝室から出ていく。
「…はぁぁ…糞…」
寝室から出ると一気に体の力が抜けてへなへなとその場に座り込んだ。
可愛いと思ったらいつも通り意地悪で。…色っぽくて。
先涼に舐められた指がまだ熱くて、胸の奥がモヤモヤする。
ー涼の馬鹿…ー
熱出てるから、俺口にキスすんの我慢してるのに…人の気も知らないで。
多分、これが涼の言う"ムラムラする"って事なんだろう。
「変な、気分だ…」
こんな気分になるのは初めてだ。それと同時に涼は病気なのにこんな気分になってる自分に嫌悪。
駄目なんだ。こんなこと思ったら。
俺は涼を看病しに来たんだから。
「…はあ…」
本日2度目のため息。
熱を持った指に舌を這わすと、甘い味が口の中に広がった気がした。
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