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「な、な、な…!!!」
ーなんだよ、これ…?!!ー
涼に渡されたそれに、わなわなと身を震わせる。
涼が穿いて欲しい、と渡して来たそれは、女が穿くみたいな面積の小さい下着。はみ出してしまいそうだけど一応男物らしい。…いやそういう問題じゃない。
「や、やだ…っ!こんなの…っ」
「えー、可愛いと思うんだけどなあ…」
「だ、ってこれ…」
横も、後ろも、前だって本当に男物なのかと疑うレベルで全く布が無いじゃないか。
こんなの穿けるわけがない。
「…昴流何でもしてくれるんじゃなかったの?」
「…う、」
「俺昴流に穿いて欲しいから買ったのになあ…」
大袈裟に落胆し、ため息をつく涼。
確かに俺そう言ったけど…言ったけど…。
「昴流がこれ穿くの凄く楽しみにしてたんだけどなー」
そういって、チラッと俺を見る。
その目は「穿くよな?」って言ってるようにも見えて、そこで俺は折れた。
「へんたい…」
「お前限定のな」
悪態をつくと笑って返される。いや本当、冗談抜きで涼は変態だと思う。
あまり乗る気にはなれないが、何でもするといった自分が悪いのだと腹をくくってズボンと一緒に下着を脱いで、涼に渡されたそれに足を通す。
確かに、はみ出る事はなかった。ちょっと毛が見えるけど…。だけど、ちょっとずれたらすぐに出てしまいそうだ。
それに、何か…
「きつい…」
尻に布が食い込んで変な感じがする。面積だけじゃなくてサイズも小さいんじゃないのか?
「…いや、それはお前のお尻が大きいだけ」
「な…?!でかくねぇし…!」
「お前かなり魅力的なケツしてるけどな」
それ前も言われたけど、俺の尻は標準サイズだ。次言ったら殴る。男に尻がでかいは禁句だ。
「そこが可愛いのになあ…」
「…」
「あ…、ごめんって。怒らないで?昴流はどこも可愛いよ?」
「そう言うこと言ってるんじゃない…」
そこは普通の大きさだよって肯定してほしかった。
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