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「んっ、ふ…ぁぁ…っあ…」
宣言通り、優しく俺の体を愛撫する涼の手と口。
ぷっくりと腫れ上がった乳首はくにくにと指や舌で捏ねられたり、先端をつついてくるだけで、いつもは千切れるくらいに引っ張られたり、噛まれたりしてるからその刺激が物足りなく感じてしまう。
「…こーら。駄目でしょ昴流」
「ふえ…」
「抱き締めて良いとは言ったけどそんなことして良いなんて言ってないよ」
もっと強いのが欲しくて下着からはみ出そうになっているソレに手を伸ばすが、意地悪く笑う涼の手によってそれは阻止された。
「…や、ぁ…つらい…」
「何が?」
「…っ、」
もっと欲しい。こんな刺激じゃあ満足できない。逆に体が疼いて辛いだけだ。激しくして。乳首そんな風にしないでいじめて欲しい。ピアス引っ張って欲しい。
言いたいことは一杯あるけれど、いざ、言おうとすれば恥ずかしさからか、言いたいことが纏まらないからなのか頭が真っ白になって寸で言えなくなる。
それに、こんなこと言って良いんだろうか。涼は今日優しくするつもりでいるのに、激しいのが良い…とか。
「昴流?言わないと分からないよ?」
「ひゃぅ…っ、あぁぁァ…ッッ」
「何がどう辛いの?」
「…あ、っん…ふぅ…」
突起を摘まんで、ぐいー、と思いっきり引っ張られたと思えば、離してまた優しく触れてくる。
…嗚呼、涼は何も言わずとも分かってるんだ。
分かってる上で、毎度の事ながら俺の口から言わせようとしてるんだ。
「嗚呼、もしかして乳首触られるの嫌?別のところが良い?」
「…え、」
「どこ触ってあげよっか?」
乳首に触れていた手が下に下りて、腹の辺りを指先で撫で回される。
くすぐったいけど、ゾクゾクして変な感じ…。
けど、足りない。これなら乳首優しくでも良いから触って欲しい。
「んっ…、むね…が良い…」
「胸?」
「ぁ、ん…っ、」
女とは違って筋肉しかなくて平べったい胸を揉みしだかれる。
時々乳首に涼の手のひらが擦れるのが気持ちよくて、もっとその刺激が欲しくて、腰を浮かせて、体をくねらせる。
優しくても良い、と思ったけど、やっぱりこんなんじゃなくて、乳首にもっと強い刺激が欲しい。
「りょ、ぉ…っふぁ…もっ、と…」
「んー?強かった?もっと優しくして欲しい?」
「ちが…っ、あ、うぅ…」
「ん?…っい゛?!」
首をかしげて俺に優しく微笑みかけてくる涼。
こんなところまで"優しく"するんだ。
どうせその表情の裏では、俺が中々して欲しいことを言えないことを笑っている癖に。
そう思うとちょっと仕返ししてやりたくなってぎゅう、と涼の乳首を力任せに引っ張った。
「いてて…。痛いって、昴流…。何、どうしたの」
「…分かってる、だろ…」
「え、ちょ…」
引っ張るのを止めて男らしい筋肉質な胸板に顔を埋めて、飾りを口に含んで甘噛する。
痛そうに眉を寄せる辺り、全く気持ち良くないんだろう。
でも、自分が好きな涼にとっては痛いものでしか無いのであろう刺激を与え続けた。
俺にも同じように触ってと、涼に訴えるように。
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